セブンイレブン本部と加盟店(FCオーナー)との間でトラブルにもなっていた消費期限の近づいた食品の廃棄問題だけど、値引きを認める方向で解決しそうやね。
日本全国のコンビニで廃棄されているおにぎりやお弁当の総量は、なんと一日あたり380~600トンともあるんだってね。
アメリカでは余った食品をフードバンクに寄付をする企業も多い。
寄付をすると税金が控除されるし、もし万が一、寄付をした食品で問題が起きたとしても、善意の行為に対して責任を問わない法律も整備されている。
時間の問題かもしれないけど、こりゃ、日本も取り入れてもいいかもね。
コンビニオーナーが販売期限の切れる直前に値下げをして売る「見切り販売」は、勇気あるオーナーによって実施されていたんだけど、本部は推奨していないから、現場は廃棄しなければいけないという ”圧” を感じていて、友人や常連客に渡していたFCもあったようだ。
というのも
見切り販売するより廃棄をさせた方が本部が儲かる仕組みになっているから、当然廃棄させたがるよね。
しかも1週間分の発注をまとめてするよう指示をしていたというレポートもあるというから驚きだよね。
1日に2回も3回もトラックで注文品が届くように物流を整えているのに、現場には1週間単位の発注っておかしいんでない?オーナーの中には本部のいいなりにはならず、こまめに発注をかけている人もいたという。
ただ本部側としては、利益の確保は別として「見切り品=値引き販売」のイメージが付くことを嫌がるだろうから、見切り品の実施する時間帯を工夫する必要はありそう。
今回の見直しでは、
今秋から、おにぎりやお弁当の消費期限の近づいた食品の購入者にポイントを還元するとのこと。ローソンも同じような還元策を始める(実験)ようだから、業界全体で進めばオーナーの赤字も減るし、大幅に食品ロスも減る。消費者の懐にも嬉しいサービスだ。
コンビニ本部は減収になるだろうけど、また収益をあげるための施策をいろいろ考えてくるだろうし、進化を遂げていく意味で良かったように思う。
今後、無人化レジの導入が進めば、人件費も削減できて、FCオーナーもやりがいにつながっていくような気がする。
ただ気になるのは、廃棄問題の悪弊に手を挙げたFCオーナーさんたち。
本部から嫌がらせを受けないことを祈りたい。
あっ、最近はSNSがあるから大丈夫かっ。