新型コロナ破たんが累計で1,000件超(負債1,000万円以上)になったと発表された。
2020年11月には全国で「休廃業・解散」の判明した企業が、5万件を超えているんだけど、この「コロナ破たん」がどのようにカウントされているのかイマイチ分かりにくいよね。
もくじ
倒産、破産、休業、廃業の定義
倒産 | 法的な定義はないけど、個人や法人が経済的に破たんして、 事業継続ができない状態を指すことが多い。 |
破さん | 清算を目的とした債務整理手段の一つ。 |
休業 | 経営や事業を一時的に停止させること。 休業後は法人税・消費税など税金が発生せず、 事業再開したければすぐにでも可能。 |
廃業 | 法人または個人事業主が自主的に会社・事業をやめること。 事業再開するには、法人登記など許認可取得が必須。 |
2020年5月には、帝国データバンクが7年ぶりに倒産件数が1万件(負債総額1千万円以上、法的整理)を超えると予測していたけど、集計の結果、2020年の倒産件数は 7,809件と、2000年以降で2番目の低水準なんだとか。。。
えっーーーほんとっ?
って思ってしまうね。
2019年、2020年の倒産件数
2019年 | 8,354件 |
2020年 | 7,809件 |
コロナの影響が数値に出ていないということは、政府の追加経済対策の効果あったということになるんかね?
だけど、周辺を見る限り、昼間にシャッターが下りて閉店(または休業)してるところが結構あるよね。どういうデータの出し方をしたのか、前年と同じデータの読み方をしているのかも気になるところやね。
飲食店は、個人事業主も多いんだから、見た目の数字以上に厳しい状況だと思う。
コロナ休業で一気に収入がなくなるから、
アルバイト・パートの人も大変だよね。
次を探さないといけないし、飲食店はどこも同じような状況だから働く場所もなくなってる。
大きな会社が持つ店舗100店のうち30店を閉店にしても ” 倒産 ” とは言わないけど、フル出勤していたアルバイトやパートさんの立場で考えると働く場所が突然なくなって ” 倒産 ” とも言える。
とりあえず
アルバイト・パートさんもコロナ禍の休業手当(雇用調整助成金)を受け取れるから、申請してみるといいよね。
ただ
いまこの状況下で、事業者(雇用主)に休業手当を求めるのはかなり厳しい。出してあげたくても無理なところがほとんどだと思う。国に休業手当を申請できる「新型コロナ対応休業支援金」があるから、すぐにでも申請してみるといいかも。
↓ ↓ ↓ 新型コロナ対応休業支援金というのは、下記の通り。
わからないことは、コールセンター(下記参照)に電話してみてね。
新型コロナ対応休業支援金
対象となる期間 | 2020年4月1日から2021年2月28日まで |
いくら受け取れるの? | 休業前賃金の80% 1日あたりの上限11,000円 |
申請期限 | 2021年3月31日 ※2021年1月~2月までの休業分は 2021年5月31日が申請期限 |
申請書類 | 申請書類は こちらからダウンロード 支給要件確認書は こちらからダウンロード ※支給要件確認書は、勤務先に記入してもらう項目あり |
休業支援に関する お問合せ先 | 厚生労働省新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・ 給付金コールセンター TEL 0120-221-276 月~金 8:30~20:00 土日祝 8:30~17:15 |
だけど驚いたのは、
平日の昼間は行列ができる人気のとんかつ屋がツブれてしまったことだね。家賃も高い駅だから、人件費などを考えると早い決断が必要だったのかもしれないけど、あのお店がつぶれちゃうとなると、ほんと飲食店はめちゃめちゃ大変だと思う。
ほんと残念。
コロナが収束したら復活してほしい。