最近、貴ノ岩と日馬富士の「手打ち式」が行われたらしいけど、引退を決めた元貴ノ岩側から打診したみたいやね。
この二人の問題は、2017年にさかのぼる。
お酒の席の二次会で、横綱・白鵬が説諭を始めたときに、貴ノ岩がスマホをいじっていて、その態度に腹を立てた日馬富士が貴ノ岩の顔面を平手、リモコンなどで殴ったと言われている。
頭を縫った痕も公開されてたけど、結構な出血だったと思うよね。
↓ その写真がコレ。
相撲業界の暗部が表に出てしまい、日馬富士も引退に追い込まれる。貴ノ岩が日馬富士損を提訴する話にまで発展。国内では、少しずつ沈静化するも、日馬富士は、モンゴルで医療や福祉分野への支援や学校の設立にも尽力していて、モンゴル社会で評価が高い。母国では貴ノ岩の家族が街中で中傷を受けることも多くなっていたようで、和解をしないといろいろと面倒な状況にもなっていた。
ただ貴ノ岩と日馬富士の2人で「手打ち式」が行われたことを元貴乃花親方は知らなかったようで、ショックだったろうと思う。。。
貴ノ岩も相撲界から去ることを考えれば、親方に相談をして「手打ち式」に難色を示されたら困るだろうし、立場的に仕方がなかったような気もする。親方を裏切るように映るけど、母国で生きていくことを考えれば、日馬富士と手打ちをすることが大事やと思う。
元貴乃花親方は、多くの力士が勝ち星の貸し借りを行ってきた中で、
ガチンコだけで横綱になった実力者。
ほんとにすごいことだと思う。
2011年に八百長問題が発覚してから、親方は新理事として八百長の撲滅、暴力団の介入阻止などに向けて頑張ってきたけど、道半ばで追い出される形となった。
既存勢力に立ち向かうには、政治的な力(ポジション)と人の数も大事になる。長い歴史の中でそれだけ”不正”というものが常態化してしまっていて、手を染めた理事が多いのだろうなぁ・・・と感じてしまう。
元親方は理事の中で、No.2だったというから、あともう一歩・・・トップになってから動くという考えには至らなかったのかなぁ。
K-1のような真剣勝負の格闘技が注目を浴びている中で、勝ち星の貸し借りやら無気力試合があるような状態が続けば、相撲人気の陰りは早いだろうと思う。
ほんとに残念だね~。