男性優位の家父長制が根強く残るサウジアラビアで、女性の運転を認めた法律が6月24日に施行されたようだ。
国の体制にあ~だこ~だ言いたくはないけど、女性が運転できない唯一の国で、いままで女性は運転しちゃいけなかったんだからスゴイというか、大変なこと。
さらに驚かされるのは、運転する権利を求めて声をあげていた活動家の女性の多くは、いまも逮捕?されたまま。
w( ̄▽ ̄;)w
近所のショッピングセンターや通勤はどうしていたのか?
親族に頼ったり、タクシーなどを使って行っていたらしいけど、人によっては移動は毎日のことだから面倒だっただろうね。首都リヤドは役所、スーパー、その他施設が広く散らばっていて、車がないと生活していけないレベルとも聞いた。
みなも知っての通り、サウジアラビアは原油埋蔵量がハンパなく、アメリカはじめ世界各国に輸出しているお金持ち国家だ。財政収入の約8割を石油に依存していて、その莫大なオイルマネーによって大学(国立)までの教育、医療、社会福祉、住宅、電気とガスは補助金が出るというメチャメチャ裕福な生活をしている。
とは言え、一部の外国人労働者などは貧しい生活を強いられているみたい。
ただ最近は、サウジアラビアも少しばかり変わらないといけない環境になってきているのが現状のようだ。なんてたって世界が ” 脱石油 ” に舵を切っていて、世界の自動車メーカーが無視できない中国が国をあげてEV(電気自動車)大国へと動き出したわけだからね。
最近(2017年)では、ソフトバンクグループの社長・孫正義氏とサウジアラビアのサルマン国王が会談をしたのだけど、石油依存からの脱却を目指して11兆円のファンド会社を立ち上げることになったのも記憶に新しい。
すっごいよね。11兆円だよ。。。
なぜ孫社長に白羽の矢が立ったかというと、
ムハンマド・ビン・サルマン・アル・サウド副皇太子が米国を訪れた際、シリコンバレーでフェイスブックやグーグルなどの経営陣と会って、IT投資に長けたパートナーを探していると伝えたところ、孫社長の名が挙がったそうなのだ。
さすがやね。
創業者と雇われ経営者の大きな違いは、” 決断 “。
これにつきる。
雇われ経営者の場合、大きな賭けに出るときは、No.2、No.3への調整をして、責任をあやふやにして
「皆で決めたこと」
にする。もちろん優秀な経営者も多いから、そうでない場合もあるけどね。
すでに11兆円のファンドは動き出していて、大型案件の投資を行っていることもニュースに流れてきている。
ニュースによっては” 危うさ ”を指摘する声もあるけど、自分は「失敗したっていいじゃない」って思ってる。国(サウジアラビア)の変革期に、お声がかかり挑戦できるわけだから、孫さんには思いっきり暴れてもらいたい。(笑)
がんばれー、孫さん!!