7月6日放送の「 ロンドンブーツ1号2号田村淳のNewsCLUB 」で、田村淳さんが政治的発言をツイッターで行わなくなったことを明かした。
「 ロンドンブーツ1号2号田村淳のNewsCLUB 」っていうのは、オイラも聴いてる文化放送のラジオ番組で、毎週土曜の13時から始まるラジオ。専門性の高いゲストも多くて面白い番組だよ~。おすすめ!
田村淳さんと言えば、歯に衣着せぬ発言も魅力のひとつだけど、政治的発言は避けているというのは残念だね。
まぁ、生きていくためには仕方がないからね。。。賢明な選択かもしれない。
政治的発言を避けている理由を淳さんが述べたときのゲストは、パトリック・ハーランさんなんだけど、
「欧米ではコントや漫才で芸人が政治ネタを扱うことがわりと普通なんです」
というコメントをしたんだよね。
それに対して、淳さんは
「日本は政治的なことを語ったら、もうそれは危ない人、みたいになっちゃうから」
と返している。
実際、田村淳さんは、竹島問題をツイッターでつぶやいていたら、決まっていたレギュラー番組を降ろされたとも語っているんだけど、要は圧力がかけられたということだ。
たしかに公の場で政治的発言は厳しい状況にあるよね。
タレントさんなり芸人さんが、番組で政権批判ともとれる発言をしてしまうとなぜ悪いのか?
TVが放映される ⇒ 政治家や官僚が政権批判を確認 ⇒ 第三者を使って遠まわしに注意 ⇒ 芸人降板 ⇒ スポンサーに事情説明 ⇒ 最悪のケースでスポンサー撤退
↑ 番組製作で最も重要なのはスポンサー。
このような流れが出来てしまっているから、
「芸人が政権批判をした番組のスポンサーはどこだ?」
となり、スポンサー企業の粗探しが開始されて、袋叩きにされることだってある。だからスポンサーも空気が危ないと思ったら、すぐに番組から引き上げてしまうのだ。
特に安倍政権になってからは、目立つようになったよね。
よくウワサされているのが、
クローズアップ現代の国谷裕子さん、
テレ朝のキャスターだった古館伊知郎さん、
「I am not ABE」でも有名な元経産省の古賀茂明さん、
TBSメインキャスターの岸井成格さんなどが政権批判をしていて同時降板させられたと言われている。
これから先のテレビはどうなっていくのかわからないけど、
政治的発言は控えた方が無難なのかな。。。とくに安倍政権の間はね。
というのも安倍晋三氏は、
ご存知の通り、大叔父は佐藤栄作(官僚・首相)、父が安倍晋太郎氏で、母は岸信介の長女・洋子氏という超サラブレッド。
これだけでも政治家としての地位が約束されたものだけど、驚くのはまだ早い。
安倍晋三氏の妻・昭恵氏は、森永製菓第5代社長の長女。
森永製菓と言えば、テレビの大スポンサー。テレビ局側からすると今までの付き合いもあるし、下手なことをして広告出稿が制限されてしまうことも避けたいところ。
しかも昭恵氏は、国内最大の広告会社・元電通の社員。電通とテレビ局の関係は、切っても切れないものなわけで、森永製菓社長の長女で元電通社員となれば、いろいろとブレーキ役にもなっていそうだ。
そして兄の寛信氏は、三菱商事パッケージング社長で、妻がウシオ電機会長の娘、甥っ子の岸信千世氏は、フジテレビの記者をしている。
どうだろう?
この状況で政権批判をするのは、勇気は買うけど、地雷を踏むのと同じようなものじゃない?
安倍晋三氏が首相になる前から、将来を見越して近づいていた人物も多数いるだろうし、そういった人たちも年齢と共に各業界で権力や発言力も増して、少なからず安倍政権の助けになっていると思う。
どんな状況下であれ、民主主義の日本において言論が統制されているような事態であれば、それに対して声をあげていくことも大事なんだけどね~。
芸能人もスポンサーの力で生活しているわけだから、今回のような複雑な ” 構図 ” が完成している時は静かに見送るしかないような気がする。
スポンサー企業も国の法律の下で成り立っているから、官僚からにらまれたらそれこそ大変なことになるからね。
んー、なんかおかしくない?