日産自動車のゴーン元会長が拘留期間100日を超えて、保釈が認められることになった。国内外からあまりの拘留期間の長さに批判が相次いでいたことと、弁護人が弘中淳一郎氏になったことも良かったのかもしれない。
と言っても保釈の条件は相当に厳しい。
↓ これが保釈条件。
1.東京都内の事前に届け出た住居のみ
2.海外渡航の禁止。パスポートは弁護人に預ける
3.事件関係者との接触禁止
4.住居に監視カメラを設置
5.携帯電話はネットとメール不可。通話先も限定。
6.弁護士事務所内のネット未接続パソコンのみ使用可
これに保釈金として10億払うんだから、すごいよね。
保釈金というのは、証拠隠滅や逃亡を防ぐためのもので、後から戻ってくる。ただ保釈中に逃亡や違反が確認された場合は、全部または一部が没収されることになっている。
フランスのルノー社は、実質国営企業となっていて、フランス政府としては、稼ぎ頭の日産をなんとかして取り込んでしまいたい思惑もある。
今年に入ってフランスは、
JOC竹田氏がオリンピック招致に賄賂の支払いを許可したとしており、調査を開始すると発表。この疑惑自体3年前に浮上していたんだけど、本格捜査に至ったタイミングが日産問題と重なっているから、ゴーン元会長の逮捕に対する報復措置とも言われている。
不思議なのは、もし疑惑がクロと判断されても「オリンピック開催には影響はない」というコメントが多いことだ。
まぁ、話が違う方向に進んでしまうから、この件は別に触れてみようと思うけど、はたして日産もオリンピックもどうなることやら・・・って感じだよね。
日産、検索が示している起訴内容は、10年前から分かっていたことばかりのようだし、これって現在の経営幹部全員に問題があるということにもなる。
これからゴーン氏も戦っていくだろうけど、いま表に出ている情報だけだと日産が不利のような気がする。
まだいろいろ隠し玉があると思うから、今後の動きに注目したい。。。
2018年11月27日 日産問題。除夜の鐘を鳴らすのはゴーン。。。?!