先日の吉本興業の岡本社長の会見で、
タレントのギャラ配分は「5:5 から 6:4」と説明していたことについて、若手芸人から反論と給与明細の暴露が相次いでいるようだ。
だけど、
ある意味、岡本社長の言っていることは間違ってはいないんだよね。
こういう時は、会社全体としての平均値を述べればいいわけで
たとえば
明石家さんまさんが
月に2億円の仕事で1億円の収入としよう。
これは5:5になる。(すごっ)
それから新人君が
月に1万円の仕事で1000円の収入としよう。
これは9:1になる。(すくなっ)
会社として得た収入は
2億円+1万円=2億1万円
となる。
芸人さんに支給された金額は
2億1万円のうち、1億1000円になるわけだから
約49.999800・・・・%が支払われたことになる。
カンタンにいうと約50%が支払われていることになる。
繰り返すけど、会社としては細々(こまごま)と述べる必要はなく、平均値を言えばいい。よく大企業の給与が新聞やネットに発表されることがあるけど、あれも億単位の収入を得ている役員から数百万の新入社員まで全部をひっくるめてるからね。(今回は状況が状況だから、最低支給額(1円)も説明した方が良かったかもしれないけどね)
吉本興業の岡本社長の会見、恫喝や”圧”に対しては、賛否があって良いと思うし、オイラも「こりゃ、あかん」という点がたくさんあった。だけどギャラ配分に関しては、あまり文句を言ったらいけないように思う。
まぁ、いままでずっと我慢してきたことが爆発してしまったのだろうけどね。
島田紳助さんも
「おまえが安いんじゃ・・・おまえが売れてくれ」
と言っているけど、正論だと思う。
オイラも歩合制の営業をやっていたときがあるんだけど、
毎日会社に行っていたのに支給11万で手取りが8~9万という薄給が続いたことがある。
要は営業マンとして売れていないからなんだよね。
オイラも給料が安くて嘆いたことはあったけど、会社に対しての不満はそこではなかったかな。
芸人さんもオイラのような部外者に言われたくはないだろうけど、やはり経営という視点に立って、物事をみていく必要があるように思う。
給与の面に触れてしまったら「自分は面白くない芸人」と大声で叫んでいるようなもの。オイラだったら、そっちの方が恥ずかしい。
だからがんばって、悩んで、芸人を続けながら、いつか明石家さんまさんのような「お笑い怪獣」になってもらいたい。