いまインターネットの世界で、中国が行っている徹底したコンテンツ制限とデータ管理を、東南アジアを中心に模倣する動きが広がっているそうだ。
あらゆる分野に共通していることだけど、
政府がいろいろと制限をかけてしまうと、経済成長の停滞を招いたり、ライバル会社との競争にも影響が出てしまうことが多いよね。
だけど面白いことに、
中国のネット世界における徹底したコンテンツ制限(政府に不都合な情報は見れないようにするなど)やデータ管理が経済成長の妨げになっていないと言われているんだよね。。。
だから中国と同じようなネット規制する国が増えてきているというのだ。
たとえば中国のネット規制を例に挙げると、
1989年に起きた「天安門事件」に関する情報は、中国国民が閲覧できる国内のWebサイトやアプリでは、見る事ができない状況になっている。まぁ、これは知っている人も多いよね。
要は、中国政府がすべての関連記事を消しているんだよね。
これは中国の「グレートファイアウォール」と呼ばれるネット検閲システムで、政府にとって都合の悪い情報をブロックしている。だから「天安門事件」「複数政党制」「台湾問題」等のキーワードでは、中国国内では閲覧することができないようになっている。
それと
「くまのプーさん」というキーワードもNGらしい。。。(苦笑)
習近平国家主席は、ディズニーのキャラクター「プーさん」に似ていることを嫌がっているようで、そういった書き込みも削除させているみたいなんだよね。
こういったインターネットを規制する動きが特に東南アジアで進み始めていて、ベトナムでは今年(2019年)に中国を模倣したネット規制法が施行されている。
その他、インドネシアでもデータの国内保存が求められ、フィリピンでは国民から強い批判が出るほどネット規制を強化しているようだ。
こうなってくるとWebの魅力が半減してしまうような気がするね。
なんてたって、政府が情報をコントロールしてしまうんだからさ。
たしかに情報の拡散は、政府だけでなく、個人にとってもマイナス点はあるけれど、不正が発生しにくい社会が形成されていくことはプラスでもあるよね。
政治家も下手なことをするとSNSなどの力によって命取りになりかねないからね。
そう言えば、
ワードプレス(ブログシステム)を使うと、自分が書いた記事を検索エンジンにインデックス(表示)させない設定があるけど、こういった技術がさらに進化してくれると面白いかもしれないね。