先日も「 中国で設置された監視カメラ2億台について 」記事にしたけど、最近は各国で顔認証カメラが設置される傾向にある。
イギリスもそのひとつなんだけど、
先月には街中で顔認証カメラから顔を隠そうとしたとして男性が警察とトラブルになった。この男性は罰金を科された上に、無理やり顔写真を撮られてしまったのだ。
男性側の言動が書かれていないから、なんとも判断がつかないけど、顔を隠しながらカメラに向かって挑発的なクネクネダンスでもして中指でも立てたのかもしれんね。(゚ー゚;A
街中のカメラ設置に関しては、おそらく国会でたいした議論もされなかったのだろうし、勝手に設置された監視カメラに映らないようにしただけで、罰金を科されて、おまけに無理やり顔写真を撮られたとなれば、こりゃたまらんよね。
何もしてなくても、国や警察に目をつけられたら連行される。いつの時代に戻ったんだ?と言いたいところだけど、これがこれからのトレンドセキュリティになっていくのだろうと思うね。
でっちあげられたネタで無理やり逮捕・・・なんてことも当たりまえになる。
そんな中、アメリカのサンフランシスコ市では行政機関による顔認証技術の利用を禁止することを決めたようだ。監視国家にならなくても安全の確保はできるということらしい。
影響が全米に広がればスゴいけどなぁ。
だけど空港や港湾、犯罪の多い地域などの監視は人の対応だけでは無理があるし、なかなか難しいだろうから、AI技術(カメラ)の活用は仕方ないような気がする。
とりあえず顔認証カメラの設置社会も始まったばかりだし、
いろいろな角度から検証して、顔認証監視カメラを設置しなくてもいい社会づくりも同時進行で話を進めてもらいたいものだよね。。。
安全を管理(管理という言葉が適切かどうかはおいといて)する側からすると、顔認証監視カメラというのは正確で効率がいい。
医療の世界もそうだけど、人が目視で確認するのとAIがするのとでは、個人レベルの技能差や疲労がないAIの方が高いのは言うまでもない。
IT社会が浸透して、それらを利用した犯罪も増えてきて、セキュリティも同じように進化していくと犯罪も巧妙になっていくんやろね。
100%ではないけど、監視カメラには不正やトラブルを抑制する力もあるだろうし、良い面があることも理解できる。だけど四六時中監視されているってやっぱり気持ちが悪いよね。
街中に監視カメラが設置されても「悪」はなくならないわけだしね。
少し前に「パパラッチ」という言葉が流行したけど、
自分の回りにカメラを持った人が常に付きまとっていたら「ふざんけんなぁ」と思うよね。「顔認証監視カメラ」は、個人を特定する情報を入れたら「パッ」と画面に出てくる時代が来ているから恐ろしいとも思う。
コンパクトデジタルカメラを持っている人ならわかると思うけど、個人を認証する機能が搭載されているカメラがある。
カメラの液晶画面に登録された人を追いかけていれば、ピントをしっかり捉えてくれるんだよね。あれが街中のあちこちに配置されるってことだからね。
監視する側にストーカーのような人物がいないとも限らないし、顔認証監視カメラを悪用する人間も出てくると思う。情報を売買する輩が出てきて、芸能界を騒がせた「文春砲」がさらにパワーアップして、「文春バズーカー」になるかもしれんよね。
顔認証カメラ技術の使用には2つの問題があると言われていて、
1つは権利の侵害。
分かりやすい所で言うと、高速道路のオービス?
オービスって言うのは、スピード測定をするだけでなく、同時に違反者の顔写真が撮影されることは知っていると思うけど、かならずオービスが設置された1~2km手前に
「自動速度取締機 設置路線」
という看板がある。おそらく見たことあると思う。
この看板は速度違反をしたドライバー、撮影される側の権利(肖像権やプライバシー)を侵害することになる可能性があるから
「違反をしたら写真を撮りますよー」
と告知するための看板なんだよね。
顔認証監視カメラというのは、こういった国民の権利が明後日の方に飛んでいってしまってるから、国民の権利を監視するカメラも設置しなきゃアカンよね。
「違反をしたら写真を撮って公開しますよー」
ってね。(笑)
もう一つの問題は、技術的なもの。
顔認証の精度が高くなってきたとは言え、誤認識することも多いということ。メガネをかけたり化粧によっても判断が鈍るそうだ。
しかも顔認証監視カメラに認識されないようにする特殊なメガネや化粧の仕方があるというから、監視カメラだけでは犯罪はなくならないってことだよね。
最後は人間の ” 直感 ” というか、経験の積み重ねが重要なのかもしれない。
ただ技術に関しては、これから精度が高まっていくだろうし、今後の利用に関する規則、ルール作りが整えば問題ないレベルになるんじゃないかなぁとも思っている。
あっ、「顔認証監視カメラ」を認めたわけじゃないからね。。。
まぁ、何はともあれ
やはり国民が関心をもって声をあげていかないと、やりたいように進められてしまうことが増えてきているなぁというのが実感としてある。
「声をあげる」っていうのは働く会社内でも難しいことだし、声があげて抵抗することさえ許されない国もあるから、無責任なことは言えないけど、とにかく国民がSNSを利用しながら、身の回りにある問題を取り上げていけば、国や権力者の ” スピード違反 ” を取り締まることができると思う。
監視カメラを使わずにね!
(≧∇≦)b
※まだ数は少ないけど、中国のようにネット規制をしようという流れが生まれてきているから、将来的にはSNSの力も半減するかもしれない。