今も残るインドのカースト制度。最下層はネズミを食べている現実。

 

法律では禁止されているけれど、今も地域によってカースト制度(4つの階級がある身分制度)が残るインド。

ちなみにカーストによる差別の禁止は1950年に制定されているんだけど、スマホでいろいろな情報が入る時代だから、若い世代とカーストを支持する世代との考え方の違いはとてつもなく大きいのだろうね。

 

最下層の人たちは仕事もなく、泥とワラで出来た家に終日いることもあれば、周辺をはい回るネズミを捕まえては食べるという日々。何も食べない日もあるというから驚きだ。

 

ネズミは素手で解体してシチューにしたり、丸焼きにして手でさきながら軽く味付けして食べるそうだ。生れたときから、こういった生活をしていれば、それが当たりまえになる。意識を高く持つ必要があるけど、教育もまともに受けられないから、抜け出せない人も多い。



学校では、まず生きていくために必要な事を教えることから始まるそうだ。身体を清潔に保ち、手洗いや食事の仕方、トイレの使い方を覚えてもらうのだ。いわゆる勉強(国語や算数)と言われるものは、それら基本的なことをしっかり学んでからとなる。

 

こういった地道な教育のおかげで、少しではあるけど人々の生活は改善の方向に進んでいるらしい。若い世代は最下層であってもネズミを食べることは少なくなっていると言われている。

 

カースト制度というのは、一生うまれた階級のまま過ごさないといけないから親の仕事が子に引き継がれていく。だから貧困層は抜け出せないシステムになっていて、4つに分けられた身分制度には、実際は仕事によっても細かく分類されている。

 

それじゃぁ、最下層から抜け出すためにはどうすればいいのか。

 

答えは二つ。

IT関係の職業に就くか、ヒンズー教独自の制度だから改宗するという方法をとるしかない。身分の高い人と結婚するという方法もあるようだけど、認めてもらえないことがほとんどで身分の低い側が殺されてしまうこともあるという。

 

ITの仕事は新しい分野だから、カースト(身分制度)の中に分類された仕事に含まれていない。だから身分問わずだれでもITの仕事に就くことができるのだ。インドはIT技術の優れた国と言われているけど、こういった事情も関係している。

 

では、なぜ「カースト制度」が正当化され、いまも残っているのか。

 

ヒンズー教の教えにある「輪廻転生(りんねてんせい、りんねてんしょう)」が関係しているみたいだね。

「輪廻転生」というのは、死んだあとも、この世に何度も生まれ変わってくることなんだけど、カースト制度では低い階級に生まれてきたのは前世で悪い行いをしたからという考えがある。低い階級に生まれたのであれば、それに耐えることで来世には上の階級に行けるということを正当化して、現在に至っている。

 

最近は、インドでのレイプ事件などのニュースが流れてきているけど、これらもカースト制度が関係している。国際的な批判が強まることで、まだまだ時間はかかるだろうけどよい方向に進んでいってほしいと思う。

 

ただこれから先、日本や他の先進国も貧富の差が激しくなることがささやかれている。

オイラもそうなると思っているし、すでに始まっているなぁと感じている。今後、会社勤めが長くても「ボケー」としていたら給料は上がらない。社員の給与が上がらない分、アルバイトの時給はこれからも上がり続けていくようになる。

 

副業OKの企業も増えてきているから、働きながらいろいろ挑戦していくといいと思うよ!

    

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「おなかがグー」の管理人シンメイです。日々の出来事や体験などを投稿していきますので、よろしくです。 ブログタイトルの「おなかがグー」は、パソコン等で情報を集める空腹時にも似た日々の作業と潰瘍性大腸炎である私のお腹の具合をイメージして名付けました。