世界最悪の事故、東京電力経営陣に無罪判決。。

きょう日経トップに「東電旧経営陣に無罪判決」と出てたんだけど、

「むむ~」

という感じ。

 

福島第一原子力発電所事故を巡っては、業務上過失致死傷罪で旧経営陣が強制起訴されていたんだけど、東京地裁は、無罪を言い渡しているんだよね。

 

理由としては

「巨大津波に関する当時の予測に十分な信頼性はなく、事故は予見できなかった」

「事故の結果は重大だが、当時の法規制などは絶対安全性の確保まで前提にしていなかった」

とのこと。




んー、被害者の方たちはやりきれないだろうね。

 

まず「巨大津波に関する当時の予測」。

これは第一次安倍政権だった2006年に、国会で福島原発事故と同じ事態が起きる可能性が指摘されていたんだよね。米国からもアドバイスがあったようだけど、それらを安倍首相は「日本の原発でそういう事態は考えられない」として対策を拒否しているという事実。

「えっー?!」

って思っちゃうよなぁ。

詳しい記事はこちら ⇒ https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_4599/ (外部サイト)

 

上の話のようなことがあっても、政治家は言った(決定した)ことに責任を持たないくらいの太い神経を持っていないと生きていけんのやろね。(苦笑)

 

事故当時の政権運営は、民主党の菅直人氏が担っていて、いまだに対応がマズかったと言われている。だけど、原因は自民党政権が作ったとも言えるわけで、東電とズブズブの関係だった自民党が政権運営をしていたら、もっと最悪な事態になっていたのは・・・と言われている。

別に自民党が好きとか嫌いという感情はないんだけど、民主党だけが責任追及される小さな案件ではないということは知っておく必要があると思うんだよね。

 

2つ目の

「法規制で絶対安全性の確保まで前提にしていなかった」

とあるけど、「絶対」という言葉がよろしくないね。

 

火災にしろ台風にしろ、様々な自然災害から人を守るための「絶対的」な安全なんてないよね。

 

そこは ” 人 ” が考え、予測・予防するところであって、オイラはこの判決理由には納得がいかないかな。いまある原発はどれも最悪の事故を予測して2重、3重の安全対策がなされている。そうしたら電源喪失した場合のリスクを考えること自体は、それほど難しいことではない。

 

そして世界最悪と言われる大事故につながってしまった。

 

政権運営をある特定の党が長く続ければ、グレーな話も増えてくるのは必然。

これは「自民党だから」という話ではない。

これらを日本人としてどう捉えるか。。。どう変えていけばいいのか。。。

 

国の未来を考え、予測・行動するのは政治家だけじゃない。

国民も考えないといけないね。

 

だけどなんで野党は一枚岩になれんのかねぇ。。。

自民党だって、いろいろな意見を持った人がいるでしょ?

それをまとめてる自民党は、ある意味スゴイのかも。。。

    

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「おなかがグー」の管理人シンメイです。日々の出来事や体験などを投稿していきますので、よろしくです。 ブログタイトルの「おなかがグー」は、パソコン等で情報を集める空腹時にも似た日々の作業と潰瘍性大腸炎である私のお腹の具合をイメージして名付けました。