わちゃー、ボーイング737NGで胴体と翼の骨組みを接合する部品に亀裂が見つかったらしい。
こりゃ恐いねぇ。
ロイターによると、
「世界中の航空会社が810機を検査したところ、38機で亀裂が確認されて修理と損傷した部品の交換が必要と明らかにした」とある。
米連邦航空局は先週に米航空各社に対して737NGの緊急検査の命令を出しているんだけど、米国だけで200機を超えていて、米国規制当局が緊急調査を命じた後、9日に米サウスウエスト航空とブラジルのゴル航空が少なくとも13機の737NGの運行を停止したと書いてあるんだよね。
これって亀裂の見つかった38機のうち13機ってことだよね?
そうなると2社だけで問題のあった機体の34%に当たる飛行機に亀裂があったということになる。ゴル航空っていうのは、ボーイングにとっての上得意先の一つで保有機全体の14%が利用できない状況になってしまったそうだ。
だけどこれって部品交換すればいい問題なのかなぁ。
素材強度の問題だけであれば部品交換でいいと思うけど、構造的な問題で発生した亀裂だったらまた同じ状態になるかもしれないよね。
ちなみに飛行機の主翼には燃料タンクが設置されている。
飛行機が離陸するときって、胴体は重力で下に引っ張られて、翼は気流で上にいく力がかかるようになっているんだよね。
もし燃料タンクを胴体に設置してしまうと、重くなった胴体が重力で下に引っ張られる力が大きくなって、翼がその負担に耐えられなって、主翼が必要以上に反り返ってしまうことになる。
だからそれらの事態を防ぐために燃料は主翼にいれてバランスを取っている。
まぁ、ボーイング社は様々なトラブルのデータが蓄積されているだろうから問題解決も早いとは思うけど、今回の亀裂は負荷のかかる翼の根元部分だから、下手すると翼が折れてしまうことだって考えられたわけだから、部品交換だけで済む問題なのかどうか、しっかり調査をお願いしたいところやね。
なんといったって世界の飛行機はボーイング社とエアバス社の2強だからね。。。