10年前に国の指定難病のひとつ潰瘍性大腸炎を発症。約3年半後に寛解となり、現在は落ち着いている。
大腸全体に炎症の起きている「全大腸炎型」だったから、外回りをしていた最初の2年は地獄だった。ほとんど客先回りなどできず、トイレ回りばかり。。。
あそこのトイレはきれい、空いてる、汚いなどなど。
こんな状況になると、頼りになるのは情報。
ネットで同じ症状の人を探して、できるだけ寛解(症状が治まっている状態)に至った人、自分と共通点がある記事を中心に読み漁った記憶がある。
その中で思ったことは、
1.ストレス
2.仕事が忙しく、働きづめ
この2点が最も気になったところ。
当初から、原因もわからず長期間にわたる薬の服用を続けることに抵抗を感じていたから、まず始めたことは仕事を減らすこと。体調を崩した頃は、ちょうど業務も増えていて、新規開拓などにも力を入れていた時期と重なっている。様々な情報から、まずストレスを減らすことを優先に考えてみた。
1.必要のない客先回りをストップ
営業マンは用事がなくても、お客さんの所に顔を出すことがあると思うけど、まず必要のない客先回りをストップ。最悪、他の営業マンにお客さんを引き継いでもらうことも考えていたかな。
勤めていた会社は、ある曜日になると客先に電話をして商品を売らないといけない時があったけど、仕事を増やさないよう電話をしたフリをしてみたり、忙しいフリをしてパスしてた。
当時の状況から新規開拓をゼロにするわけにはいかなくて、飛び込み営業はわずかに継続。
いやぁ、正直この病気で営業はきつかったなぁ。(TwT。)
2.有給休暇の活用
過去の職場と比較して、有給休暇は取りやすい環境だったので、月に1回有給を使ってリフレッシュ。と言っても、症状が重かったから、どこかに出かけることはできなかったけど。。。
いままで継続してきた仕事ストレスが原因で発症した可能性もあるわけだから、有給を取れるなら取って、しっかり休暇を取り続けた方がいい。
3.相性の悪い上司との接触を減らす
これはストレス軽減策のひとつ。仕事をすればするほど、足を引っ張ってくれる上司がいるものだけど、営業マンとしては、これは大きなストレス。職場でのストレス解消法に「意識的にトイレに立つ」というのもあるけど、潰瘍性大腸炎患者は「行きたくなくてもトイレに行く」から問題なし。。(笑)
とにかく相性の悪い上司がいるときは、喫茶店で仕事をするなど、身体にやさしい仕事環境を作ってみた。企画書やら資料は、メールで自分宛に送信して、個人PCで作業は可能。
4.毎朝買って職場で飲んでいた海外製の水ボトルをストップ
潰瘍性大腸炎は、さまざまな要因が重なって発症する可能性も書かれていたので、毎朝購入して飲んでいた海外製の水(500ml)の購入をストップ。
水は海外旅行に行くと、いろいろ注意喚起されているけど、水ボトルは大丈夫なのかな?軟水を飲んでいる日本人の身体に海外製の硬水ボトルが合っているかどうかわからないからね。なんでも適量と言われるけど、お水は毎日飲むものだし。。。
硬水の水(海外製に多い)は、マグネシウムの含有量が多く下剤にも使用される物質。ちょっと気になったから海外製の水ボトルも止めてみた。
水に関しては、こちらの記事を読んでみて。
5.読書量を増やす
ブックオフの100円コーナーで、気になった本を手当たり次第購入。ストレスを抱えているときというのは、ストレス要因が、常に頭の中を占めているもの。
職場の人間関係、家庭環境、健康面、金銭面など、頭から離れないストレス要因を読書によって解放して、一時的にせよ没頭できる時間を作りだすことも試してみた。文章を読むのが苦手な人は、マンガでも雑誌でもなんでもいいと思う。
全員にあてはまる良薬ではないだろうけど、仕事だけの1日で終わらせるのではなく、好きなこと取り入れて、まずはストレス軽減に努めてみるのもオススメしたい。