兵庫県明石市の道路拡幅工事の立ち退き交渉での暴言問題。
「お前らで。きょう火付けてこい。燃やしてしまえ」
ここだけを取り上げて報道をしているマスコミがほとんどだった。
あとで分かったことだけど、公平性に欠けてたね~。
おもしろ可笑しく、ときに過激に情報を伝えるのは今も昔も変わっていないけど、今回は唯一、神戸新聞だけが前後の情報を提供していた。(いいね!)
その中身を見てみると、市長のコメントにも問題があったとは言え、確認してみると市民の安全のために動いていたことがわかる。土地がらみの問題はなかなか進展しないものだから、後回しになりやすいものだけど、7年間やるべきこともやらないでいた職員にも問題ありやね。
しかもこのやりとりは1年半も前の出来事。
なぜ今、表に出てきたのか???
今春に統一地方選があるから、意図的に流したんかなぁ~とも言われている。。。
政治の世界もそうだけど、悪い情報はすぐに公表せず、ここぞというタイミングで使うのも常套手段。今回の件で、泉房穂前市長は、辞職することになってしまったけど、こんなものなのかね。。。
まぁ、オイラたち情報を受ける側も反省しないといけないのかもね。
なんの疑いもなく、出てきた情報に対して
「えっ!」
「ひどい」
「辞めろ」
と声を上げてしまっている。
もっと疑問に思う習慣を身につけることも大事なのかなぁって感じたニュースやね。
↓ 市長と職員の会話の内容は下記の通り。
市長「7年間、何しとってん。ふざけんな。何もしてへんやないか7年間。平成22(2010)年から何しとってん7年間。金の提示もせんと。楽な商売じゃお前ら。あほちゃうか」
職員「すいません」
市長「すまんですむか。立ち退きさせてこい、お前らで。きょう火付けてこい。燃やしてしまえ。ふざけんな。今から建物壊してこい。損害賠償を個人で負え。安全対策でしょうが。はよせーよ。誰や、現場の責任者は」
市長「ずっと座り込んで頭下げて1週間以内に取ってこい。おまえら全員で通って取ってこい、判子。おまえら自腹切って判子押してもらえ。とにかく判子ついてもらってこい。とにかく今月中に頭下げて説得して判付いてもうてください。あと1軒だけです。ここは人が死にました。角で女性が死んで、それがきっかけでこの事業は進んでいます。そんな中でぜひご協力いただきたい、と。ほんまに何のためにやっとる工事や、安全対策でしょ。あっこの角で人が巻き込まれて死んだわけでしょ。だから拡幅するんでしょ。(担当者)2人が行って難しければ、私が行きますけど。私が行って土下座でもしますわ。市民の安全のためやろ、腹立ってんのは。何を仕事してんねん。しんどい仕事やから尊い、相手がややこしいから美しいんですよ。後回しにしてどないすんねん、一番しんどい仕事からせえよ。市民の安全のためやないか。言いたいのはそれや。そのためにしんどい仕事するんや、役所は」 (神戸新聞提供)