インフルエンザの季節がやってきた。
一部の地域では例年より2ヶ月以上も早く流行しているらしいね。
ワクチンの予防接種も始まっているようだけど、インフルエンザって毎年10人に1人(1000万人)がかかっているんだってね。オイラはまだインフルエンザにはかかったことがないけど、症状の似ているアデノウイルスは経験している。
高熱が出て、座っているのもきつくて体はフラフラ。とにかく大変だった。
あの最悪の状態になるのであれば、予防接種を受けておこうと思うのもわかる気がする。。。
世界では毎年300~500万人がインフルエンザに罹って、その約1割近い人が死亡してしているらしい。医療の整っていない国がほとんどなのだろうけど、病気になった人の1割って結構な数字だよね。先進国では65才以上の人が罹患(りかん)すると亡くなることも多いという。
反面、国内ではワクチン接種をした人が毎年0~3人は死亡しているそうだ。
予防投与で処方されるのが「タミフル」やら「リレンザ」で、異常行動や幻覚症状などが出ていろいろと問題になっていたから一度は耳にしたことがあると思うけど、最近は「ゾフルーザ」という1回飲めばいい薬が人気のようだ。
たしかに「ゾフルーザ」という薬は、1回飲めばいいから働いている人などにはありがたい薬だけど、タミフル等と効果がほとんど変わらないにもかかわらず、薬代が約4880円で、タミフルの約2680円と比べると明らかに高い。
国の財政も厳しい状況の中、効果が高いのであればいいけど、ほとんど変わらないのであればタミフルでいいような気がするけどどうなんだろうね。
って「タミフル」を推してるような内容になってしまったけど、タミフルの異常行動や幻覚症状、高層階からの飛び降りは2017~2018年シーズンで95件も発生しているという調査結果が公表されている。
「ゾフルーザ」も同じような報告事例があって、しかも抗インフルエンザ薬を服用していない患者でも16件の異常行動が確認されているというから、服用する側も判断が難しい問題だ。
ただ抗インフルエンザ薬を服用した人の方が圧倒的に異常行動等の数値が高いし、データに含まれない数値を考えるとさらに件数が増えると思う。そうなると服用するかどうか迷ってしまうよね。子どもであれば尚更だ。
日本感染症学会、日本小児科学会等の関係学会は、ゾフルーザ、タミフルの慎重な使用を呼び掛けていて、12才未満の小児には積極的な投与を推奨しないとの指針を発表している。
厚労省は抗インフルエンザ薬の服用の有無に関わらず高層階に住んでいる人は窓のカギ確認、一戸建てならできる限り1階で休ませるなど、異常行動に十分注意するよう呼びかけている。
んー、海外ではインフルエンザに罹ったら体を休めるというのが普通で薬の服用はごくわずか。。。インフルエンザが耐性を獲得してタミフルが効かなくなることを懸念しての対応らしい。
そんな中、日本はタミフル消費量はどれくらいか?
な、なんと世界消費量の75%が日本!!
ダントツの1位なのだ。。。
当たりまえのように薬が処方されて、税金が使われて・・・。
なんか頭の痛くなる闇の深そうなネタだなぁ。
風邪をひかないように毎日手洗い、うがいを心掛けていくしかないね。