日産自動車と仏ルノーが米グーグルと自動運転による無人タクシーなどの配車サービスを事業化することを発表。
これで世界の大手自動車メーカーの自動運転を巡る陣営が固まってきたように見えるけど、独ベンツ、BMWがわかっていない。自社開発でがんばるんかなぁ??
グーグルは公道試験データが他社を圧倒しているから、今後も動きがあると思う。
というのも自動運転技術は公道試験データの量が重要で、ウエイモ(グーグル系)の自動運転AIが判断に迷う頻度は他社の4分の1から5000分の1という少なさ。
このウエイモ(グーグル系)の自動運転AIに近づきつつあるのが、米GMの子会社GMクルーズだ。先見の明あるソフトバンクの孫さんが投資した会社のひとつで、その額なんと2450億円!
そしてトヨタがソフトバンクに秋波を送り、新しいモビリティサービスの実現に向けて、共同出資会社を設立。
これも孫さんの懐の深さというか、ビジネスセンスに長けてると思うところだけど、かなり前に孫さんからトヨタに声をかけている。。。トヨタはそれを拒否してるんだよね。普通の社長さんだったら、
「何をいまさら」
と断る可能性もあると思う。
オイラはこれを聞いて「さすがやなぁ」と思ったね。
現在の陣営としては
1.米グーグル陣営には
欧米FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)457万台
英ジャガー 50万台
日産・仏ルノー・三菱自動車 1075万台
2.トヨタ陣営には
トヨタ 1059万台
ソフトバンクグループ(米GMの子会社GMクルーズに2450億円出資)
※GMクルーズは自動運転技術を持つGM子会社
マツダ (トヨタとマツダは資本提携)
3.米GM陣営には
ホンダ
4.米インテル陣営には
独VW 1083万台
米フォード 598万台
上の表からもわかるようにソフトバンクグループがGM子会社に投資をしているから、将来的には、GM、ホンダ陣営も同じプラットフォームになるという図式も成り立つんだよね。そうなると規模も大きくグーグルに対抗できるものになるかもしれない。
ただこればっかりは、規模が大きくても事故が多かったり、車が判断に迷って人を頼らないといけないことが多くなるとユーザーが離れてしまう。自動運転技術がグーグルだけになるのは絶対に避けた方がいいわけだから、とにかく走行データを増やして頑張ってほしいよね。