子どもの遊ぶ公園に農薬まくって、どんな神経してるんやろね。。。
今回取り上げられていたのは、薬剤が散布された沖縄県浦添市にある「浦添運動公園」。
青々としていた芝生が枯れてしまって茶色くなったことから、近くの住民から琉球新報に情報が寄せられたようだ。普段の生活の中で、こういった疑問に思ったことを流してしまわず、問合せをしてくれる人がいるというのはありがたいことだよね。
早速、琉球新報・取材班が市を訪ねて確認(インタビュー)をしてくれている。
わかったことは
除草のために薬剤をまいたそうで、使われていたものは「グリーンフィールド水和剤」。国の基準をクリアしたものなので、人体への安全性は担保されているとのこと。
インタビューを終えて、農薬に詳しい専門家(琉球大・多和田名誉教授)に枯れた公園の写真を見せると、
「グリーンフィールドは毒性はあまりないけど、植物のホルモンに働き掛け成長を抑えるもので、枯らせるものではない。濃度が濃すぎたか、別のものをまいたのか?」
と疑問を呈している。
まずここでオイラが確認したいのは
1.除草の目的は?
2.除草剤を使用したのは今回だけか?
の2点。。。
まず1番の「除草の目的」を確認したいのは、
芝生って「コウライシバ」と「西洋芝」があるんやけど、「コウライシバ」であればこれからの季節は嫌でも休眠となって枯れてくるもの。
逆に「西洋芝」であれば、種まきを終えて、これから生長が盛んになる季節。
ただ「西洋芝」は土壌も重要で、かなり手間暇のかかる芝だから公園などに使っているとも考えにくい。となると、「コウライシバ(高麗芝)」が使われているはずで、これからの季節は芝も伸びず、なんのために濃度の高い薬を使用したのか説明が聞きたいところ。
海外に行くろ公園の芝生に寝転がって本を読んだり、昼寝をしてる光景をよく目にするけど、日本の公園ってさ、
「芝生に入らないでください」
「芝生養生のため入らないでください」
というような看板が多いよね。
個人的には、ここの公園にそのような看板がなかったのかも知りたいところ。。。
もし看板を立てているのであれば、枯らす意味がないもんね。。。
除草というのは、作物の成長条件を整えるためと、美観上から行うものと2種類ある。公園で作物を育てているわけではないから、当然「美観上」ということになる。
市の課長は
「のり面の雑草の伸びが想定より早かった。作業効率と作業員の安全を考え、やむなく散布に至った。希釈濃度は基準の上限だったが、濃くまきすぎてしまった」
と答えているけど、
のり面だけでなく、遊具周辺にもまかれていたといから話にならん。
※「のり面」というのは、人工的に作られた斜面のこと
今回の案件に限らず最近の仕事というものは、代々引き継がれてきたものが多く、
「何も考えず、ただやってるだけ」
が否めない。これは普段の生活でも言えることだと思うからオイラも注意しようと思う。行政が行う仕事も周辺に気づく人が多ければ、行政の質も高まっていくんやろうから、市民が目を光らせておくのも大事になってきているよね。
オイラは以前に公園の木の根本が腐っていて、折れそうになっていたから役所に電話をしたことがある。子どもがぶらさがったり、折れて人に当たったら大変やからね。
今回の浦添運動公園の案件は、子どものいる家庭では心配になってしまうけど、沖縄県内の他の市では
「農薬は住民に不安を与えるので、草は刈り取っている」
との回答だったそうだ。まぁ一安心やね。
最近は施設名称を企業に貸し出す業務が流行になっているけど、
この浦添運動公園も今年10月から「ANA SPORT PARK 浦添」に名称が変わったようだ。
そうなると企業から別途運営管理費などが入ってくるようになるから、年末になると道路工事が増えるのと同じで元々あった年間予算を消化するために・・・ということも考えてしまうよね。
同県内の他市では農薬を使っていないことから、その他にも何か理由があるように思えるけど、注意してもらいたいものだ。
そう言えば
除草剤と言えば効果の高い「ラウンドアップ」を使っている人も多いと思うけど、海外では発がん性を指摘されていて使用禁止にしている国もある商品。
オイラの懸念は
「一つの商品に含まれる発がん性物質の含有量が人体に影響の無い量であっても、他の商品や食品に同じような物質がが含まれていたら摂取総量が変わってくる」
ということ。
もちろんその辺も考えて定められた量なのかもしれないけど、個人によっても生活習慣は異なるし、過去にもいろいろな健康被害が分かってきたこともあるから、注意しておいても損はない。