なんとも恐ろしい話だよね。
トルコにあるサウジアラビア総領事館を訪れたジャマル・カショギ記者が館内で殺害された可能性が指摘されている。
カショギ氏が10/2に結婚に関する書類を整えるために再訪したようで、領事館に入ったまま行方がわからなくなっていたと報じられている。彼はサウジアラビアの内部情報に詳しく、同国への批判を強めていたこともあり、命の危険を感じて米国郊外に亡命していたジャーナリスト。
殺害されたという証拠は、彼が身に着けていたアップル・ウォッチ。
時計が暴行・殺害の音声を録音していて、自動アップロードされていたと報道されている。というのも結婚に関する書類を9/28に取りに行ったあと、領事館から再度「10/2に来てほしい」と日時を指定して連絡があったそうだ。
資料程度であれば、日時の指定はせず本人の都合で良さそうなものだけど、サウジアラビア当局にマークされているカショギ氏は日時の指定を警戒をしていたものと思われる。
現に10/2、サウジが2機のプライベートジェットでイスタンブールに15人の「暗殺チーム」を送り込んでいたことも分かっていて、サウジの法医学専門家や軍人が含まれていたそうだ。
領事館に入る前に自身のiPhoneを婚約者に預けて、アップル・ウォッチを録音状態で中に入ったと推測されているけど、どんな気持ちだったろうね。
大使館や領事館って素人にしてみれば、「外国で安全な場所」というイメージが強いけど、ジャーナリストにしてみればそんなことはないということだよね。
ただここで問題なのはアップルウォッチで録音したものをWi-Fiを使って 婚約者に渡したiPhoneに飛ばせるかどうかだけど、距離的に難しい。となると「Wi-Fiモバイルルーター」を使ってクラウドサーバーに保存していたとも考えられている。
トルコメディアはトルコ政府が録音内容を入手しているとも報じられていて、トルコ当局による盗聴も指摘されている。
数日前には
欧州連合(EU)資金の不正利用疑惑を取り上げていたブルガリアの女性ジャーナリストもレイプをされ、殺害されている。実業界、政界の大物が関わっているとも伝えていて、この女性の職業が事件に関係しているかは分かっていないけれど、内容が内容だけに慎重に捜査を進めてもらいたいよね。
世界各国で長期政権が続いているわけだから、どこかで大きな不正が起きてしまうことも予測ができる。
何はともあれ政権批判をしただけで暗殺されてしまうのは、どう考えてもおかしなこと。現在、トルコ政府とサウジが話し合いをしているようだから、どのような回答をしてくるか注視してみようと思う。。。
あ~、おそろし。∑( ̄[] ̄;)!