先日、家族で「流れるプール」に行ってきた。
子どもは大喜びで、4時間くらいガッツリ楽しんだ。さすがにオッサンにはツライけどねぇ。。(笑)
そう言えば、
プールサイドの席取りは止めてもらいたいと思ったなぁ。少し早めに昼にしたけど、半分以上が空席なのに、床に座って食べることになったんだよね。
喫茶店と同じで、飲食なり、休憩したい人が座れるように改善してもらいたいけど、プールってあれが普通なのかな。。。
プールの水深は1m、息子の背丈は122cm、常に首まで水が浸かっている状態だった。
まぁ親が一緒だから安心というのもあると思うけど、首まで水が浸かってるのって結構こわいよね。オイラはプールが苦手だったから、首まで浸かってたらダメかな。。。
遊んでいるときは、必ず妻かオイラが息子の近くにいるようにしていたけど、流れるプールで1点気になったところがあったんだよね。
それはプールに流れを作るための「排水口」。
「吸水口」はそれほど気にならなかった。
プールのあちこちに排水口があったけど、1ヵ所だけ結構な勢いで出水されている箇所があって、大人でも足が取られる水量が出ていたんだよね。
その場所を息子が歩いて通ろうとしたときに足を取られて、一瞬、顔が見えなくなったときは「ヒヤッ」としたね。
妻が近くにいたから、問題なく助けることができたけど、水深1mくらいで身長が120~130cmの子どもがいるときは常に注意してあげた方がいいかも。
監視員がいれば大丈夫と思ってしまうけど、過去5年間で27人も死亡しているわけだから、ちょっとした隙に事故が起きてしまうのだと思う。
10年以上も前になる流水プールの事故が記憶に残っているけど、
2006年の埼玉県ふじみ野市市営流水プールで起きた小学2年生の女児が吸水口に頭から吸い込まれて死亡した事故。
吸水口の柵状の蓋が外れていたにもかかわらず、監視員や現場責任者がその危険性を理解していなくて、営業を続けていたために起こってしまったんだよね。
この事故が起こる前、プールで泳いでいた子どもが、柵が外れているのを見つけて柵が外れていることを監視員に知らせている。
外れた柵を受け取った時点で、遊泳禁止にするか、監視員がプールの中に入って外れた柵を仮当てしながら立っているべきだったけど、これほどの重大事故になるとは考えられなかったのかもしれないね。
だけど驚いたのは、
過去に幾例も悲しい事故が起きているにもかかわらず、いまも吸排水口の開口部の形状や形式には安全基準がないんだってさ。
っていうことは、これからも事故は起きるってことだよね。
事故問題は、監視員や管理責任者だけでなく、他にもいろいろあるから、まず親が注意をしてあげてるのが一番だと思う。
子どもだけで遊びに行くようになってからもウルサイほどに注意をしてあげた方がいい。
目の前で我が子が吸水口に吸い込まれてしまうなんて想像もできないし、そんな悲しいことは考えられない。このような悲惨な事故が起きないよう管理体制の強化はもちろん、やっぱり親が見守ってあげてほしいところ。。。
流れるプールの事故を調べてみると、日本全国でこれだけ起きていることがわかった。
↓↓↓ 下に取り上げた事例以外にも学校プール等を入れるとさらに多くの事故が発生しているから、気をつけてあげてねぇ。
1994年7月 北海道、小学男子、吸水口に吸い込まれ重体
1994年8月 鹿児島、小5男子、吸水口に吸い込まれ死亡
1999年7月 東京、小5女児、吸水口に身体がはまり死亡
1999年7月 山形、小6女児、吸水口に足が吸い込まれ死亡
1999年8月 栃木、男子高校生、吸水口に足が吸い込まれ死亡
2002年2月 和歌山、小6男子、吸水口に吸い込まれ重体
2004年7月 新潟、小6男子、排水口に足を吸い込まれ2日後に死亡
2006年7月 埼玉、小2女児、吸水口に吸い込まれ死亡
2006年7月 群馬、小6男児2人、吸水口に吸い込まれたが数分で救出され無事
2010年7月 愛媛、小5男児、吸水口に吸い込まれ一時意識不明の重体。
2012年8月 滋賀県、26歳男性、素潜りの練習中に溺死
2013年8月 愛知、71才男性、流水プールで溺死。
2014年8月 長野、5才男児、ウォータースライダーで左足小指を切断
2015年8月 奈良、6才男児 身長より深い地点で溺死