「人類は滅ぶ可能性がある」
「シリーズ人体Ⅱ 遺伝子」という番組収録中にこうつぶやいたのは、iPS細胞の生みの親としてノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授。
生命科学の最先端を行く山中教授が、なぜ人類が滅ぶ可能性を指摘しているのか。。。
↓↓↓ 記事抜粋
僕たち人類は、1000年後、1万年後も、この地球に存在する生物の王として君臨していると思いがちですが、地球の長い歴史の中で、そんなに長いあいだ存続した生物はいないのです。1万年後、私たちとは全然違う生物が、地球を支配していても不思議ではありません。
しかも自然にそうなるのではなく、人間が自らそういう生物を生み出すかもしれません。
うまくいけば人類は地球史上最長の栄華を誇ることができるかもしれないし、一歩間違うと、新たな生物に地球の王座を譲り渡すことになります。いま、人類はその岐路に立っていると思います
そして最後に科学者、研究者に求められる姿勢として
「密室で研究しないこと」
と付け加えている。さまざまな立場の人の意見を反映して決めていくべきだという考え方で、たしかに殻に閉じこもった研究者や科学者によって人類を脅かす研究がなされていたら、怖ろしいことだ。
どの分野も技術が進歩して、新しいものが生まれ始めたときというのは旧商品と比較されることが多い。現在で言えば、スマホの進化。電話機能だけでなく、携帯パソコンとしての機能、カメラの高性能になってきている。
コンパクトデジカメの不要論も飛び出てきているけど、小さな時間軸(10~20年)で見れば淘汰されていくものが明らかになって、自然と消えていく運命にある。
車業界も大きな変革期にあるし、昔のレコードや蓄音機の良さを語ってもらっても、実際に購入する人はごくわずか。スマホで聴ければいいという価値感が多数を占める。
生命科学も進んで様々なことがわかるようになってきた。よいか悪いかは別として長生きをする、延命させる治療も進化してる。
進化をしてきたから分かること、推測できることも増えてくる。それが長い時間軸でみたときの「人類が滅ぶ」ことにつながっているのかもしれない。
語られ始めたとき、旧商品は自然と消えていく運命にある。
地球は太陽に近づいていて、1億年後には炭となって燃え尽きるという話も聞いたことがある。それよりも早く「滅ぶ」ということなのだろうね。
だけど人は知恵を持つ生きもの。
賢明な人たちになんとかいい方向に導いてもらいたいね。
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