【新型コロナ】石田純一氏にも投与された「アビガン」はコロナに有効。しかし注意も必要か。

一日も早い新型コロナウイルスのワクチン開発が求められているなか、いま注目されているのが富士フィルムHD傘下の「富士フィルム富山化学」が開発した「アビガン」。

最近では、石田純一氏に大量投与され症状がよくなったと報道されているアノ薬だ。

これはかなり前に富山化学が新薬のネタを探していたら、たまたまインフルエンザに効果のある化合物を発見することができたというもので市場では大いに期待されていた。

だけどすでに富山化学が販売していた脳梗塞後遺症治療薬「サープル」の有効性が否定されて全品回収することになり、残念なことに開発資金の不足に陥ってしまった。

そうこうしているうちにアメリカで開発されたライバル薬「タミフル」が世界中で使われ始めて、様々な理由からアビガンの開発は中止となる。
この時点では「アビガン」は動物実験で「催奇形性(さいきけいせい)」の副作用のリスクがあることがわかっている。

※催奇形性・・・妊娠中の女性が薬物を服用したときに胎児に奇形が起こる危険性をいう

ところが・・・

鳥インフルエンザウイルスが人に感染して死亡する事例が世界的に増え、タミフルが処方されていたけど効きにくい事例も多く発生し、ふたたびインフルエンザに効果のあったアビガンが注目を集めるようになった。

ただ富山化学のアビガンは、動物実験で胎児の催奇形性(さいきけいせい)が認められヒトへの影響が強く懸念されることから、通常のインフルエンザには使わず、新型のインフルエンザのみに使用するという徹底した管理のもと備蓄薬として承認されることになる。

4月10日沖縄に渡って、コロナウイルスに感染した俳優の石田純一氏は、11日に仕事関係者とゴルフプレー中にだるさを感じていたものの沖縄のホテルに13日まで滞在。14日に入院後に体温が38.5度まで上昇し、15日には陽性反応が出たそうだ。

呼吸も弱くなってきて、
医師から「一刻の猶予もない。アビガンでいきましょう」と告げられ、1、2回ほどアビガンを大量投与されたという。

その後、アビガンが効いてきて病状は回復。現在は小康(しょうこう)を保っているという。

アビガンは試験的に使われている治療薬で、まだ安全の保障がないから陽性と診断されたからアビガンを呑ませるという判断は難しいらしい。
患者としては重症化したくないから、熱が何日も続くようなら服用したくなるけど、女性の生殖にかかわる副作用の懸念や服用する量も多いから想定外の副作用も考えないといけない。

新型コロナウイルスは重症化すると、アビガンは効かないようだから症状が軽くて自宅待機と指示を受けても病院にすぐ連絡が取れるよう準備だけはしておいた方がいいかもね。

アビガン服用の注意事項

・妊婦または妊娠している可能性のある婦人には投与しない

・小児等に対する投与経験はない

・抗インフルエンザウイルス薬は服用の有無または種類にかかわらず、インフルエンザにかかった時は、異常行動が報告されているから異常行動による転落事故に対する防止対策が必要

    

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「おなかがグー」の管理人シンメイです。日々の出来事や体験などを投稿していきますので、よろしくです。 ブログタイトルの「おなかがグー」は、パソコン等で情報を集める空腹時にも似た日々の作業と潰瘍性大腸炎である私のお腹の具合をイメージして名付けました。