昨日の日経新聞(4/29)に
「 強直性脊椎炎(きょうちょくせい せきついえん) 」
が記事になっていた。潰瘍性大腸炎と同じ「 難病 」に指定されている病気だ。
多くは40才以下の若年層で発症する慢性炎症性疾患だそうだ。
上の記事写真のように背中が曲がってきてしまい、日常生活や就労に影響の出る人もいるとのこと。多少の支障はあっても普通の生活を送る事はできる。
合併する可能性のある病気には
1.目の病気(虹彩炎)
2.腸の病気(クローン病、潰瘍性大腸炎)
3.皮膚の病気(乾癬、掌蹠膿疱症)
がある。
オイラの「 潰瘍性大腸炎 」も含まれていたから、ブログを読んでくれている患者さんにも注意をしてほしいから取り上げてみた。
難病だから原因などははっきりしていないんだけど、
なんらかの遺伝的素因(なり易さ)や細菌感染などが加わり免疫異常が生じると、発症すると考えられていて、「免疫異常」っていうところが「潰瘍性大腸炎」と似ているよね。
症状は、疲労感、頑固に繰り返す腰痛、股関節の痛み、原因不明の手足の関節炎など。
腰痛は椎間板ヘルニアと誤診されることも多いらしいので、おかしいと感じたら納得のいくまで病院めぐりをした方がいいともある。
潰瘍性大腸炎と同じで、明確な予防法も根治療法なく、強直性脊椎炎を抑制したり、遅らせたりすることは可能らしいので、少しでも早い段階で病名「強直性脊椎炎」と診断されることも大事なので、診断に疑問を感じたら遠慮せずに、他の病院で診察した方が良さそう。。。