いま揺れに揺れている日産の有価証券報告書問題。。。
まだ容疑が確定していないのに「ゴーン容疑者」という言葉が頻繁に出てきていて、市場に悪者のイメージを植え付けているような感じさえする。
オイラも断定はできないけど、
追求の難しい計画的な「悪さ」をしていた可能性も否定はできないと思うけど、ゴーン氏は容疑を否認しているという。
ゴーン氏は、2010年から、年間10億円を将来に受け取ることになっていたことを認める内容の供述をしているけど、確定した報酬ではなく、有価証券報告書には記載する必要はなかったと説明しているようだ。
金融商品取引法などによって、将来受け取ることになる報酬は、金額が確定した段階で記載することが義務づけられているから、間違ったことは言っていないように思う。
とは言うものの
特捜部は、ゴーン氏自らの報酬を有価証券報告書に少なく記載するようケリー氏に指示していた文書の存在を確認していることから、報酬を将来受け取ることが確定していたと立証できるとみて、逮捕に踏み切っている。
んー、
逮捕は少し早かったのでは・・・
オイラも専門的なことはわからんけど、
ほんと大丈夫かね???
「報酬を将来受け取ることが確定していた」と立証できると言ってるけど、
会社が倒産すれば受け取れないわけで、2年先、3年先なんてわからない時代だよね。業績だってわかりゃしない。。。証拠文書に金額などが具体的に指示されていたとしても、それは不確定要素と見ることもできる気がする。
もしゴーン氏が、
「将来、会社の状態によっては受け取れないかもしれないが、それはそれで仕方がない」
と思っていれば、確定事項にはならないような感じだけど、法的にはどうなんやろ?
ゴーン氏も経営者として様々なリスクを考慮していたはずだからね。
それと海外子会社を通して、高級住宅を購入してゴーン氏に無償で提供されていたとも書かれている。これもNGのような書かれ方をしているけど、海外では当たり前なんじゃないかなぁ。。。
身近なところでは、大リーグを見れば分かる通り、大物選手の獲得には住宅や車、選手家族へのサービス、国へ帰るときはファーストクラスなどなど、いろいろと優遇されているのも事実。
今回は、会社のトップとして海外の高級マンションの提供を受けていただけであって、役員報酬ではない。日本の企業も別荘やら運転手付き社用車など所有していると思うけど、これらを使っていても役員報酬ではないよね。
大手企業であれば、役員の送り迎えも毎日行われているところもあるし、対象となっている額が違うだけのように思えてしまう。。。
高級マンションもゴーン氏個人が独占して使用していたと言えるけど、それは会社のためでもあるよね。
会社所有の高級マンション利用もオイラのような一般人レベルにはわからない部分もあるように思っている。ルノー、日産、三菱を率いるトップともなれば、それなりに要人を招いたパーティーを開催したりするわけで、日本のように「飲み会」または「食事会」とは異なってくる。
ゴーン氏も始めから
このような”妬み”となってしまうようなことをしていたわけではなく、実績を積み上げて、判断してきたようにも思う。2兆円の有利子負債を抱えて倒産寸前だった会社を立て直したわけだからね。
大きな話をまとめるとき、まとまるときって言うのは、こういったプライベートな部分も大きな要素になってくるものだよね。。。
それと通常、M&Aの成功報酬は3~5%が相場になっているようで、
現在の日産の株式時価総額は4兆円。
これの5%と考えると2000億円となる。日本人の感覚ではありえない報酬に聞こえるけど、世界の相場から見れば、ゴーン氏の報酬50億円は”普通以下”という見方もできるのだ。
ゴーン氏からすれば、当たり前の報酬と考えていたけれど、日本の基準が低すぎるから株主などからの批判を避けるためにもいろいろと調整をしていたのも分かる気がする。
ゴーン氏は18年半もの間、日産のトップにいて
この間、ゴーン氏がいなければ社長になれた人もいたわけで
サラリーマンとしての「運」と「力」が不足していたとも言える。
そうなると社内において
ゴーン氏に対する ”妬み” が発生するのも自然なこと。
国内での報酬もケタ違いのものとなっているから、足を引っ張ろうとする人間も出てくるのだろう。
もし取締役クラスの人で、自身の業務実績によってゴーン氏に退職を促すことができず、 ” 妬み ” レベルで内部告発をしていたのであれば、この先の日産に不安を覚えてしまう。。。
ゴーン氏を擁護しているようにも読めてしまう記事になってしまったけど、決してそうではなく、今回の告発が ” 妬み ” のような類ではないことを祈りたいだけ。。。
さてさて
除夜の鐘を鳴らすのはどっち!?
「ゴーン・・・」