う~ん、いろいろ企業を助ける施策はあるのだけど、スムースじゃないというか、ハードルが高いものばかりやね。。。
知り合いの経営者も頭をかかえてる。
タイトルの「雇用調整助成金」っていうのは、
従業員を休ませるために休業手当の一部を国が助成してくれる制度なんだけど、今回の「コロナ対策」として直近3ヶ月の生産量や売上高が前年同期比で10%以上減っていれば、中小企業には最大90%も支給してくれるありがたい制度。
ところが・・・
現時点(2020年4月15日)で「雇用調整助成金」に申請を出した214件の申請に対して、支給決定はわずか2件。
えっ?!
214件の申請に対して、支給決定はたったの2件???
すごくない?
たったの2件。
もう1回言うけど、たったの2件だよ。。。
まぁ、緊急で決まったものだから、ルールが固まっていないだろうし、どれもこれも支給決定にしてしまうのも判断が難しいのだろうけど、これじゃ経営者もやってられないだろうね。
だってさ、
この「雇用調整助成金」っていうのは、お店を休業にした後、経営者が従業員に給料をまず先に支払う必要があるんだよね。しかも書類を提出してから審査に2ヶ月もかかる所もあるようだからやってられない。
売上も激減して、家賃だ、光熱費だ、仕入れだ・・・と残っている支払を済ませて、売上もないのにスタッフの給料を支払わないといけないなんて地獄だよね。ニュージーランドでは、申請して2日後に振り込まれるとあった。
「雇用調整助成金」が後でもらえるとは言え、小さな会社は自転車操業の所も多いからハードルが高くなる。
あっ、
「雇用調整助成金が後でもらえる」
なんて書いてしまったけど、現在まで支給決定が2件ってことは、申請しても助成金がもらえないかもしれないってことかね?
それとも審査中で、まだ決定が出ていないということなのかね?後者であってほしいけど、いまの流れをみてると分からんね。
相談件数も増加しているから、相談窓口の人員も増やしているようだけど、全然つながらないと言ってたから、これじゃ休業したくてもできないよ。
こんな時に株式市場を支えるために、株価が下がると1日に1000億円、2000億円っていう巨額資金(年金資金)を流しているんだから、ほんと呆れてしまうよね。
しかも安藤裕衆議院議員が
「補償やらないと企業つぶれますよ」
というコメントに対して、自民党幹部が
「もたない会社はつぶすから」
どの議員が発言したのかは想像にお任せするとのことだけど、それなりのポジションにいる人物なんだろうね。
いやぁ、国民の生活を支えてほしいよ。