山で遭難しないよう、GPS持参も考えよう!

 

GWも終わって、ニュースを見てみると山の遭難が多かったようだ。

 

自身も山に登ることがあるから、わかるけど山で迷ったときの怖さといったらない。20代半ばの頃に遭難しかけたことがあって、2時間半くらい山の中をさまよい歩いた。

その時は夏だったこともあり、陽も高く、寒さによる体力消耗もなかったので、頑張ることができた。道に迷ったと思った瞬間、やはりというかパニックになったのを覚えている。同じ場所を行ったり来たりして、気付くと足に擦り傷がいくつもできていた。

 

登山の技術が優れていたわけでもなく、

正直、運がよかったとしか言えない。

 

迷った山では使われていない3mくらいの朽ちた木道を見つけることができ、そこを中心に東に歩いては戻ってきて、北に歩いては戻ってくるといった行動を繰り返し、無事トレイルを見つけることができたのだ。

道を見つけたときは、クタクタで地面に座り込んだ。

それ以来、登山道から道をはずれることはしないようにしているけど、初めて登る山というものは緊張するものである。

 

何年か前に山岳用のGPS機器を購入したが、精度も高く、持っているとかなり安心できるので、ぜひおすすめしたい。

高額だし、過信はできないけれど、命を守ってくれる可能性が飛躍的に上がると思えば安いものである。米国のGPS機器メーカーのガーミンは、最先端の全地球測位システム GPS 受信機として登山家の間でも人気のある商品。自分もガーミン社のものを使用している。

まず中身は日本仕様にカスタマイズされていて、ルート案内可能な日本全国の地図、日本語説明書がついているので、すぐに使うことができる。

 

評価の高い左記はおすすめ。

液晶は古いものが使われているけど、地図の動きなどもサクサクでストレスがない。右側のものは、通常使用では問題ないけど、現在地から離れた場所を地図上で確認したい場合、移動をすると動きがモッサリしている。

下記は日本仕様にカスタマイズされているので、安心して使える。間違って英語版を購入しないように気を付けて!(英語で良い人は別だけどね)

予算のある人は、タッチパネルの最新機種「GARMIN(ガーミン) Oregon750TJ  」がおすすめ。

 

使い方はカンタンで、登山口に到着したらスイッチを入れて、ルート記録スタートする。そうすると自身の歩いた軌跡が地図上にマークされていく。

 

頂上または目的地に到着して、下山を開始するときは地図上に「トラックバック」というボタンが表示されているから、そのボタンを押すと歩いてきた軌跡を戻れる仕組みになっている。

最悪、道に迷ったときは、動かずに救助を待つのが一番良いけれど、GPS機器の画面上に矢印で進むべき道を示してくれるので、信じて進むという選択肢もある。もう一度頂上にもどって、電波状況の良いスマホが使える所まで戻るのも賢明だ。

 

登り慣れた山で「迷った」と想定して、何度かショートカットなどもしながら下山をしたことがあるけど、かなり精度も高く、おすすめできるものだ。誤差は状況にもよるけど5m~10m。最大で20~30mの時もあるので、GPS機器に頼って戻るときは、崖など危険な道にいかないよう注意したい。

 

「スマホでいいじゃん!」

という人もいるだろうけど、まだまだ山の中での電波状況、電池の消耗を考えると現実的ではない。スマホの予備バッテリーがあったとしても、遭難したときは電話ができる状態を確保しておきたいもの。

 

それと重要なことは、GPS機器の電池とコンパス。

あくまで電子機器なので、故障や電池切れになったら意味がない。

 

GPS機器が示す方角が正しいのかどうかは、必ず確認しておきたいところ。ズレていることもあるので、その時はGPSの説明書に沿って、調整をしておく。

それと近所の街で良いので、必ず使ってみること。いきなり山で使うのは、心もとない。(難しくはないけどね)

 

電池は、必ず予備を持っていくこと。ガーミン製のGPS機器は、通常使用で24hは動くように設計されているけど、予備があれば安心度も高い。単3電池使用可能なタイプがほとんどなので、100均で1パックくらいはリュックにしのばせておきたい。

    

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「おなかがグー」の管理人シンメイです。日々の出来事や体験などを投稿していきますので、よろしくです。 ブログタイトルの「おなかがグー」は、パソコン等で情報を集める空腹時にも似た日々の作業と潰瘍性大腸炎である私のお腹の具合をイメージして名付けました。