コラムニストの勝谷誠彦さんがアルコール性肝炎で亡くなった。
57歳だった。
勝谷さんは、早稲田大学在学中より小説を書いたり、風俗関連を専門とするフリーライターとしてかなりの収入を得るまでになっていたそうだ。
大学を卒業後は、大手広告代理店・電通に入社したものの数か月で退社。文芸春秋に転職をして、記者として多くの担当をし、その後フリーに。
緊急入院した8月21日前後には、腹痛と膨満感で数分も座ってられないほどの激痛が走っていたようで、黄疸もひどかったようだ。
黄疸は、胆汁色素が血液中に増えてしまい、皮膚や粘膜が黄色くなる状態。黄疸になって特に黄色く目立ちやすいのは、白目の部分や顔、腕、胸などの皮膚など。
歯に衣着せぬ発言で、出演していた番組に出れなくなることもしばしば。
「たかじんのそこまで言って委員会」では、他局の番組批判をしたために、局が許容できる範囲を超えた発言だったためか、所属事務所にクビ宣告されたと言われている。
最近のテレビの制作サイドからは「当たり障りのないことを言ってください」という指示が出ることも多かったらしく、現場責任者とぶつかることが増えていたこともクビの原因とウワサされている。
局側としては、スポンサーあっての番組だから、難しいところだよね。。。
テレビやラジオでのストレートな発言は賛否いろいろあるだろうし、勝谷さんの発言はオイラと異なる意見も多々あったから相性は悪いだろうけど、勝谷さんのような”人”は、世の中に必要だなぁ・・・と改めて思う。
強い意見を持っていても、内面まで強いとは限らない。
相性の悪い、意見の異なる共演者との番組では、胃をキリキリさせながら臨んでいたこともあったろうと思う。
世の中には、細く長く無難に生きていく人が多いなか、
我々にメッセージを届け、考える・気づくきっかけを与えてくれたことに感謝。
ご冥福をお祈りいたします。