中国のネット通販2位を走る「 京東集団 (JDドットコム)」が、ライバル会社から「京東つぶし」とも言える安値攻勢で赤字から抜け出せないでいる。
安値攻勢で相手の体力を奪う方法は、Amazon みたいやね。。。
Amazon もライバルつぶしやM&Aに応じなかった会社に対して、相手の取り扱う商品を安値で販売して体力を奪うのは有名な話。まぁビジネスなわけだから、競争は当たり前だし悪いことじゃないけどね。
「 京東集団 」は6月18日に創業記念日に合わせてセールを行ったんだけど、6/1~6/18 午後2時の時点で日本円でなんと約2兆8千億円もの販売を記録。わずか18日間で3兆円近い売上って、どうなってんだ?
中国のネット通販最大手「 アリババ 」が毎年開催している「独身の日」の昨年度売上は3兆4千億円に迫る勢いだったようだ。
なんかケタが大きすぎて、どれだけスゴイかもオイラにはわからん。(笑)
年間の取引額で言うと、「 アリババ 」は「 京東集団 」の実に3倍もあるわけで、アリババの強さと中国市場の旺盛な購入意欲に驚かされる。
現在、「 京東集団 」は会社トップの劉氏と幹部との間に不協和音が漂っていて、副総裁や最高技術責任者、法務部門トップが退任することも決まっている。その他、現場の管理職や社内の優秀な人材も離れていっているそうだ。
右肩上がりだった中国経済も暗雲が漂ってきているし、このまま赤字が続いてしまうとますます厳しい状況になっていく。
しかも米国も欧州の中央銀行も「追加緩和が必要」との声明を発表している。世界経済が失速するリスクが高まっていることは間違いない。
今回の経済失速は、リーマンとは比較にならない破壊力を持っているような気がするぅ。。。
う~、こわっ。