中国のコンビニ市場は、毎年ものすごい勢いで成長していて、大小含めると12万店超!!!
人口1億2千万人の日本が5万店だから、14億人であれば単純計算で10倍以上、50万店!?も可能となる。まぁ、それはないとしても、まだまだ成長する余地がありそうだ。
その中でファミリーマートの中国事業に暗雲が漂っている。
というのも合弁相手である台湾系食品大手の「頂新グループ」と泥沼の状態。
現在、「ファミマ」と「頂新」との間に信頼関係はなく、ファミマは提携解消の訴えを起こしている。ちなみにファミマ中国は、ローソンやセブンイレブンの店舗数を上回っていて、日系トップ。現地企業もいれると5位にランクインするほどブランド力がある。
ファミリーマートの提携解消の理由としては、
「頂新グループが12年頃から取引内容を開示しなくなった」
「ファミマのブランド使用料の支払が遅延している」
とのこと。
だけど中国でのビジネスは、ほんとよくトラブル聞くよね。
いまファミマがもめている「頂新グループ」とは、ここ数年だけでも「アサヒGHD」「伊藤忠」「カルビー」等も合弁解消をしている。
その他にも
上海でデータセンターの事業計画を進めていたNTTコミュニケーションズも中国政府の突然の規制変更で計画はとん挫。パナソニックは液晶テレビ生産の撤退、エスビー食品もカレールウなどの生産を打ち切っている。
大手企業でさえ、こんな状況だから中小も入れたら、ものすごい数で失敗、撤退があるんやろね。
ファミリーマートは韓国でもトラブルを経験していて、
サムスン財閥系の晋光グループ企業とFC契約。韓国国内だけで約8000店も展開していたんだけど、これも提携解消、株式を手放す形で、今はファミマのコンビニは1店もない。
分裂した際は、
「韓国のナンバーワン(コンビニ数)が、日本のナンバースリーに学ぶことはない!」
というコメントが話題になったこともあるそうだ。
しっかしヒッドいコメントだ。(苦笑)
ビジネスの世界とは言え、ノウハウも持っていかれて、8000店も一気に失ったファミマも腹立たしいだろうね。今回の中国も提携解消でどうなるのか、韓国と同じようになってしまうのは避けたいところなんだろうけど。。。
はたしてどうなることやら。