ぼったくり悪質コンサルに狙われるマンションの大規模修繕

 

マンションの 大規模修繕 っていつも思うけど、

業者の見積りのあいまいさや管理組合理事長がデベロッパーとつながっていたりと不安が絶えないよね。

 

最近「 マンション大規模修繕 」を行うときは、業者の選定や進行管理をしてくれる「コンサル事務所」に依頼することも多くなってきている。

コンサルを務める設計事務所も大手の子会社であったり、元大手デベロッパーの社員だった人が独立した会社だったりと様々だ。




マンション管理組合がコンサル事務所を通して「 マンション大規模修繕 」を行う理由は、単純に素人で何もわからないからだよね。

だけどこの「コンサル事務所」というのは、野放し状態で何もルールが決まっていない。要は業務として何をするか、しなければいけないのかは、各事務所によって認識が異なってくるというのだ。

 

最初っからリベート(支払代金の一部を謝礼金として払わせる)を目的に動いている事務所もあるようで、管理組合の理事長にも話を持ち掛ける超悪質な業者もいると聞く。

 

過去の マンション大規模修繕 でコンサルに「3億程度でできる」と打診された内容だったものが、5億を超える修繕費を請求されて、管理組合が借金することになった案件もある。しかも最低の工事費が5億だったという。

このマンションの総戸数は400で、築年数も40年近く経っていたもの。

 

悪質な業者の場合、コンサル料金を通常価格より安く見積もって、とにかく業務を受注する。あとで施行会社から工事費の○%をキックバックしてもらえば大幅にプラスになる仕組みになっている。

 

それと不思議とマンション大規模修繕の見積り金額は1世帯あたりおおよそ100万になる。この業界はほんと素人(発注者)に情報が入ってこないからブラックだなぁって感じるよね。

 

それじゃどうすればいいのかだけど、

「コンサル事務所」を通す場合は、

 

1.契約書に「リベートは取らない」と明記させる。

2.リベートを取ったら、その2倍の違約金を払う条項を追記しておく

↑ これはコンサルを通す場合だけど、この条項を入れても、あの手この手でリベートを受け取れるようにするだろうけどね。

 

あと大まかな見積りしか出てこないだろうから

修繕に必要な「足場費用」「補修部材費」「人件費」などが細かに把握できるといいんだけどね。

通常の大規模修繕は、足場を組む費用が最も高いと言われてるから、足場専門の業者に電話をして相場というものも把握しておきたいところ。(次回、オイラもやってみるけど)

部材費も型番がわかればネット検索できるし、人件費も日数分取られるからしっかり把握しておきたいところやね。

 

「 マンション大規模修繕 」は、デベロッパーからしたら儲からない手間ばかりかかる商売のようだけど、ここ10年でマンション改修も1.5倍に増えて、6千億市場になっている。

ユニクロやQBハウスのような「 マンション大規模修繕 」専門の価格破壊会社が出てきてほしいけど、リスクも大きそうだし誰もやりたがらなそうだよね。。。(苦笑)

    

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「おなかがグー」の管理人シンメイです。日々の出来事や体験などを投稿していきますので、よろしくです。 ブログタイトルの「おなかがグー」は、パソコン等で情報を集める空腹時にも似た日々の作業と潰瘍性大腸炎である私のお腹の具合をイメージして名付けました。