すでにご存知の方も多いと思いますが、指定難病患者への医療費助成基準が統一されて、2015年の制度変更に伴い、申請をしていた人は2年間の経過措置が設けられていましたが、その期間も終了し、軽症者への助成が対象外となりました。
2017年4月からは指定難病も24疾患加わることが決まっていて指定難病の数は合計330疾患となりました。これらも理由のひとつでしょうね。いままで病状を理解されずに苦労された方がいることを思うと仕方がないのかなぁと思えますが、権力者の口利きや無駄遣いが目につくことが増えてきましたので、国民が安心して暮らせる環境づくりにも・・・とお願いしたいところ。
いま私は寛解(かんかい)なので、少し情報にうとくなっていましたが、軽度の方も頻繁に病院に行っていると負担が重くなってしまいます。毎日のことなので軽度という基準はなんだろうと思ってしまいますが、シニア層が増え、人口も減少、国の財政負担も重くなってきていることも事実です。
人口も多く、経済も上向きだった頃は良かったですが、いまはちょうど過去の成功体験を引きづった役職の方も多いようなので、当時の予算設定を変更することなく無駄と気づかずに過ごしている役所もまだまだ多いと思います。(だいぶ見直しはされているようですが。。。)
潰瘍性大腸炎の軽症者というのは炎症が肛門付近に限られる「直腸炎型」の人かなぁと思っていたのですが、調べてみたところ、細かな規定というのは明記されていませんでした。当時は薬代が無料でしたから、助かりました。
ただ「軽症であっても高額な医療を継続する必要がある方は助成の対象」となっていますので、所定の申請手続きを行えば、いままで通り助成を受けることができるようです。
また軽症者も申請をすれば2割負担は継続されますが、医療費の総額が33,000円を超える月が年間3ヶ月以上ないと申請できないので、領収書は紛失しないようしっかり保存しておいた方が良さそうです。