いま潰瘍性大腸炎の国内患者数は、
なんと推定約18万人。自分が発症した10年前は、約10万人だったからものすごい増加。。。
潰瘍性大腸炎患者の約7割は軽症の人が多いようだから、下痢や血便、腹痛などいつもと違うなぁと感じたら、重症になる前に病院に検査に行った方がいいかもね。
なかなか寛解(症状が安定した状態)にもならないから、これからの生活に不安を感じてしまう人も多いと思うけど、日本で開発された「血球成分除去療法」という治療法がある。
クローン病にも効果が認められているようだから、興味のある人は病院に確認してみるといいかもしれない。もちろん効果は人それぞれなのかもしれないから、効かなくてもガッカリしないようにね。
この療法は、血液を一旦体外に取り出して、白血球の中に存在する炎症を起こす「顆粒球」を取り除くためにアダカラムという機器に通すらしい。イメージとしては、腎臓病の血液透析にも似ているような感じがするけど、どうなのだろうね。。。
そして機器を通した血液を体内に戻すらしいんだけど、潰瘍性大腸炎の場合は、1日10回程度まで実施してもらえるとのこと。1回に費やす時間などは明記されていなかったから、わからないけど、仕事をしている人は、なかなか難しいような気がする。
ちなみに
「潰瘍性大腸炎の場合は・・・」
と書いたのは、
血液を体外に取り出して原因物質(←この表現が正しいかどうかはわからない)を取り除く体外循環療法と言うものは、いろいろな疾患や難病で行われているという理由から。
それから
いままでの炎症を抑えるための治療ではなく、傷んだ組織を直す「粘膜治療」というものや、健康な人の腸内細菌を患者に移植する「便移植」という手法の研究も進んでいるみたい。
上記治療の研究を行う臨床医の間では「症状緩和」から「完治」する病気へと目標が変わりつつあると書かれていたから、今後に期待したいね!