異常行動が多発した抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」が10代への使用制限を解除することが決まったけど、最近の厚労省は、いい意味でも悪い意味でも許認可が早くなったよね。(苦笑)
ちなみに
このタミフルという薬は、2008年の診療ガイドラインでは、特定のリスク群をのぞいて推奨されていなかったもの。
有効性としては、インフルエンザに感染して、発症後48時間以内に投与すれば有効性も高いようだけど、48時間以降に投与した場合の有効性は確率していないんだってさ。要は効果がないということ。
今回の案件は、人の命に関係したものだから、もう少し時間をかけて議論するべきかなぁと思うけど・・・。
昨今の薬剤関係の許認可は、スピード感が出てきたから悪いことばかりではないけど、少子化も深刻な問題になっているし、未成年の患者に対しての処方は、まだ個人的には控えてほしい感じやね。
タミフルによる異常行動は分析がされていて、
10代に処方したときの異常行動に関して言うと、09~16年の100万処方当たりの報告数は
タミフル 6.5件
リレンザ 4.8件
ラピアクタ 36.5件
イナビル 3.7件
薬を使わない患者でも確認されているとのこと。
上の「100万処方当たり・・・」という数字は、何人に処方した数量なのかを記してほしかったけど明記されていないんだよねぇ。
1人の患者に10錠処方していたら、10万人。
仮りに10万人だとしたら、10万人に7人異常行動で死ぬ可能性があるのなら、かなり怖いよね。100万人で7人と聞くと少ないように見えるけど、それでも大変なこと。
「薬を使わない患者でも異常行動が確認されている」
とも書かれているけど、当時は、重症のインフルエンザ患者に処方していたわけでしょ?
重症ではない患者の行動を調査するほど、医者も暇じゃないと思うけどどうやろね。
交通事故でムチウチの調査を早く切り上げて、その後の調査はまったくしていないのと似ているような気もするね。
お子さんのいる親御さんは、ほんとどうしてよいか迷うよね。
苦しんでる子供の姿は、かわいそうで見てられないし。
オイラは、
子どもが小さいうちは、処方されてもタミフル薬は飲ませないかなぁ。。。