先日7日、パリの高級ホテル前でタバコを吸っていた日本人男性(30)が、高級腕時計を奪われる事件があった。
身に付けていた高級腕時計は「リシャール・ミル」の時計で、世界で30個しか作られていない限定モデル。価格は日本円にして約9400万円。
だけどこんな高級時計だと、逆に売れないんじゃないの?
それともそういう商品を売買している闇のラインが存在するんかね。
盗み方も大胆で、日本人男性に近づいてきてタバコを1本求め、手にしていた高級腕時計を確認すると、腕をつかんで強引に奪い取ったとのこと。
まさか時計を奪われると思っていないから、日本人男性側も隙だらけだったんだろうけど、腕をひねられた状態で路上に抑えつけられたのかもしれないね。
五つ星ホテル前だから富裕層がいるのは間違いないわけで、身に付けている時計も高級なものが多いのも容易に想像できる。
周辺には人もいるだろうからリスクは高いけど、強盗する側からすると高級品が手に入る宝のマーケットなのかもしれないね。
それとフランスでは4~5年前から中国人をねらった強盗事件も相次いでいる。その理由としては中国系移民や観光客はお金持ちが多く、常に大金を持ち歩いていると考えられているからだそうだ。
中国人観光客が催涙ガスを使われてスーツケースが奪われたケースもあるというから驚かされる。
ただ欧米の人は、日本人、中国人、韓国人の見分けはつかないだろうから、アジア圏の人が狙われている状況になっていると思う。
実際に外務省が発表した2017年1年間の日本人の強盗、窃盗被害件数は401件で、届け出ていないケースを含めると数倍の件数と考えられている。
少なめに見積って2倍として1年に800件。。。
1日に2件以上は発生している計算だ。しかも日本人だけで。。。おどろきだね。
パリに行ったことないけど、あのパリでだよ・・・。(苦笑)
日本は安全だし、喫茶店やレストランでカバンをテーブル下に置いても問題ないけど、パリでは止めた方がいいみたいだよ。
その他にも注意する点として
1.ホテルバイキングで席を立つときは荷物を置いていかない。または誰かが必ず着席している状況にする
2.電車の網棚には荷物を置かない
3.スーツケースで移動中は、ハンドバックなどの荷物をスーツケースの上に置かない
4.ホテルやレストランで不審な人物が入ってきたら荷物に注意する。
5.レストランの入口付近やテラス席は避ける
6.高級ブランド品はできるだけ使わない
この他にもオートバイによるひったくり被害もあるから、ショルダーバックをたすき掛けで持つのは、ひったくられたときに転倒して大ケガをする可能性があるから、前にかかえるようにして車道付近を歩かないといいらしい。
だけどショルダーバックを前に持つというのも面倒くさいね。できるだけ荷物を持ち歩かない方がいいということだね。
クレジットカードをねらった被害も多発。
国際線の発着する鉄道駅などで犯人のクレジットカードが使えないと声をかけてきて、
「切符代金は現金で支払うからクレジットカードで代わりに支払をしてほしい」
と英語で話かけてくるそうだ。
日本人が取り出したクレジットカードで切符を買おうとするも券売機から切符が出てこないようにフランス語画面で誤操作をして、駅担当者に聞いてくると言ってクレジットカードを持ってその場を立ち去る。
信用させるために携帯電話や財布を預けて、さきほど盗み見ていたカード暗唱番号で多額のお金をATMで引き出すという手口だ。
↑ だけど「切符代は現金で支払うからカードで代わりに払ってほしい」って、
「じゃあ現金で買えばいいじゃん。」
って話だよね。
海外で話かけられて、英語を理解するのに意識がいってしまって親切心で言われた通りに行動する人もいるということだね。たしかに「切符代くらいいいか」って思ってしまうけどね。
被害の発生場所は、主に公共交通機関や観光地、空港、歓楽街で起きているらしいんだけど、すべての場所で気をつけた方がいい感じ。
4~5年前から多くなっているというけど、もしかしたら2015年の欧州難民危機の影響もあるのかもしれないね。この年は、ヨーロッパ諸国に100万人を超える難民・移民が押し寄せたというから大変な数だ。
難民・移民が増えれば、雇用問題も発生するし、言葉の壁もあって職に就けない人も多いはず。
今回取り上げられたのはフランス・パリだったけど、欧州はスリやひったくりは当たり前と思っておいた方がいいのかも。
昔から言われているのは、スペインのバルセロナやイタリアのローマやフィレンツェ、チェコやギリシャ、オランダ等もスリやひったくり上位にランクインする国だ。
近い将来、世界経済も厳しい状況になるだろうから、今後ますます注意が必要かな?
海外旅行は気をつけてねぇ。