昨年12月に贈賄疑惑でJOCの竹田前会長が捜査対象になったと思ったら、今度は電通の提携企業捜査だってさ。
国際スポーツビジネスを巡る汚職疑惑を捜査しているフランス検察当局が、電通のパートナー企業AMS社が「中心的かつ不可欠な役割」を果たしていたとして、AMS本部のあるスイス当局に捜索と証拠の押収を要請したようだ。
「広告界のガリバー」と呼ばれる国内最大手の電通は、日本国内2位の博報堂DYホールディングスの売上高と比較して約4倍という圧倒的なシェアがある超マンモス企業。
電通だけでなく、大手広告代理店はどこもそうなんだけど、政財界や芸能界等の親族や関係者を多く社員として迎え入れていることもあり、あらゆるラインのコネクションが強靭で仕事も取れやすくなっている。
メディアへの広告出稿量もケタはずれだから、媒体社も下手な記事を書けない関係ができてしまっているんだよね。
今回の贈賄疑惑のネタも電通、JOCの竹田前会長、下手すると大物政治家の名前も出てくる可能性が高い案件。一時竹田前会長がニュースに取り上げられていたけど、いまはほとんど騒がれていない。
しっかし、
2020年東京五輪ってエンブレムのデザインの時から問題が発生していたよね。
デザイン選考前(公募前)に国内のデザイナー8人に応募を要請していたり、このメンバーの作品を2次審査に残すよう手配をしていたりと、不正から始まっている。
しかもロゴデザインが盗作と指摘されて、使用差し止め訴訟を起こされ、白紙撤回。再度、デザインの募集を行うという始末。
今回の2020年オリンピック開催にあたり、電通は日本国内のスポンサーから約3300億円もの協賛金を集めている。ある意味、すごすぎる。。。
裏の事情を取り上げたら、ワサワサすごいネタが出てくるんだろうけど、これだけのお金を集めれらるのも広告出稿、調査力、人脈など様々な”力”を持つ電通だからとも言えるね。
だからと言って、今回の案件がスルーされるのも問題だから、結果を待ちたいと思う。
まぁ、こういう事って、今に始まったことじゃないし、2015年にもFIFA(国際サッカー連盟)も開催地選定での不正が行われたとする汚職事件で逮捕者が出ている。
オリンピック開催間近だというのに、こういったゴタゴタがいまも燻っているのは心配だけど、オリンピックが終わった頃に解決するのかな。( ̄人 ̄)