舌がビリビリと痛みが続く「 舌痛症 (ぜっつうしょう)」っていう原因のわからない症状があるんやってね。オイラの親もいろいろ病院に行っているけど、なかなか「これっ」っていう治療法がないみたいで、時間がかかりそう。。。
舌を見ても炎症や潰瘍などの病変があるわけでもなく、特に異常が見られないから、他人に理解されにくく、病院側も判断が難しいようだ。
だけど不思議なことに、多くの患者さんに共通しているのは、食事の間は痛みがラクになるということ。それと男性と女性の割合は 2:8~1:9 と圧倒的に女性が多く、更年期の女性が特に多いとのこと。
症状としては、
・舌がビリビリする痛み
・味覚の異常
・口が乾く
などがある。
「 舌痛症 (ぜっつうしょう)」の考えられる要因としては、
・歯科治療を契機に発症する人もいる
・家事・仕事のつかれ
・風邪や病気になったころ
・睡眠不足
・精神的なもの
原因は「更年期障害」や「心の病気」とも言われているようだけど、実際はわかっていない。
舌痛症の患者の舌の組織を見ると、「味蕾(みらい)」と呼ばれる味を感じる機能が消失(減少)していて、口の中の神経の形態・機能に障害がみられることから「神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)」とも考えられているそうだ。
原因が解明されていないから、痛みがなくなるような治療はできず、症状を軽くする治療法が行われている。精神的なものとして判断する研究者もいることから「抗うつ薬」の大量投与なども勧められることもあるそうだ。
だけど痛みが長く続く(うちの親は4年以上)のに「精神的なもの」で片づけられていたら、患者さんからしたらたまらないよね。
まだ原因がわかっていないのに、なんで「抗うつ薬」なの?
ってオイラは思ってしまったけど、
「抗うつ薬」には ” うつ病 ” だけでなく慢性痛一般に痛みを軽くする効果があるから処方されるらしい。
んー、慢性痛に効く薬だったら他にもありそうだけど、なぜ「抗うつ薬」なのか・・・だよね。
まだ研究が始まったばかりだから、いろいろ試験的な意味合いもあるのかもしれないね。
その他に治療法としては「 認知行動療法 」というものもある。
舌の痛みを観察して、どのタイミングでどういった時に起きているかを客観的に判断、行動を認知できるようにする練習をして、痛みをコントロールできるようにするというもの。
そう言えば、
ときどき虫歯でもないのに歯が痛くなるときがあるよね。疲れやストレスが強くなると発生して、しばらくすると治るというもの。
舌痛症もその類だといいのだけど、長期間にわたって痛みが出ることと、更年期の女性に多いことから、ちょっと違う感じやね。患者数もかなりの数になっているようだから、難病指定されてもよさそうだけどね。。。
んー、オイラは難病指定されている「潰瘍性大腸炎」だけど、こういった原因不明の病気っていうのは、ほんと大変だよね。。。