難病に指定されている潰瘍性大腸炎は
軽症から中等症、重症、劇症の4つに分類されている。
排便回数、血便、発熱、頻脈、貧血(ヘモグロビン値)、赤沈(赤血球沈降速度)の程度によって分類されるんだけど、数値一覧表は手元にないからオイラはどの程度だったんやろ?
オイラの最悪期の状態をわかる範囲で明記すると、こんな感じかな。
- 排便回数 15回以上
- 顕血便 (+++)
- 発熱 なし
- 頻脈 わからない
- 貧血 少し
- 赤沈 わからない
4~6番の1つでも値が異常だったら「重症」だったってことかぁ。
軽症から劇症までの程度の違いは下記の通り
【軽症】・・・下記基準6項目を全て満たすもの
- 排便回数 4回以下
- 顕血便 (+)か(-)
- 発熱 37.5℃以上の発熱なし
- 頻脈 90回/分以上の頻脈なし
- 貧血 Hb10g/dL以下の貧血なし
- 赤沈 正常
※顕血便(けんけつべん)・・・血液の付着した便が出ること
- (ー)血便なし
- (+)排便にわずかに血液が付着している
- (++)ほとんどの排便時に明らかな血液が混ざっている
- (+++)大部分が血液
※頻脈(ひんみゃく)・・・心拍数が増加している状態をいう。
※赤沈・・・赤血球が試薬内を沈んでいく速度。赤沈の速度が基準値を前後すれば、体のなかで何らかの異常が起きていることを示す。
【中等症】
重症と軽症の中間
【重症】・・・以下の3つすべてを満たす場合
- 排便回数 6回以上
- 顕血便 (+++)
- 発熱 37.5℃以上
- 頻脈 90/分以上
- 貧血 Hb10g/dL以下
- 赤沈 30mm/h以上
劇症は、
- 15回/日以上の血性下痢が続いている
- 38℃以上の発熱
- 10,000/mm³以上の白血球増多
- 強い腹痛がある
白血球というのは、同じ人でも1日のうちに数値が大きく変動するものだから、多少の増減は仕方がない。ちなみに成人の基準値は、4,000~9,000/mm³。
病院によっては最大基準値8500/mm³としている所もあるから、本記事の基準値は参考程度にしてもらって、詳細はかかりつけの病院でちゃんと確認した方がいいかもね。