中国 / 容姿も編集する「デザイナーベビー」の懸念。ゲノム編集に法規制

 

昨年、香港でのゲノム編集研究の国際会議で中国の大学准教授が

 

HIV(エイズウイルス)に感染しないよう遺伝情報を書き換えた双子の女の子が生まれた

 

と発表して、同会場にいた研究者や関係者から怒りの声が上がっていたそうだ。

 

なぜ「怒りの声」があがったのか?

 

だって、遺伝子の特定の箇所を削除したり置き換えたりすることは、一部の治療困難な治療で既に使われているからね。





今回、問題になっているのは「受精卵のゲノム編集」で、

生まれてくる子供に遺伝子編集の影響がでるだけでなく、未来の子孫に想定外の影響(突然変異)が出る可能性があるからだ。

 

人の遺伝子情報を編集することは厳格に規制されていて、この中国の准教授が違反していたことになる。

 

中国は以前に行っていた「一人っ子政策」が影響して、いまは問題が山積しているから「双子」が産めるようになるゲノム編集技術の研究は自然な流れだったのかもしれないよね。

ただ、今の技術水準では遺伝子を誤って編集してしまうことも考えられ、健康被害や生活に支障の出る遺伝的な問題が発生してしまうことも懸念されている。

 

日本でも罰則を伴う法規制が必要だとして、厚労省を中心に動きだしているけど、現在は「医者が医療行為としてやっても止めることはできない」状態だそうだ。

 

進歩が速いITと同じでゲノム関連の法規制も難しいことと、ガチガチに規制してしまうと技術の発展を阻んでしまうことから法規制は遅れがちになっていたようだ。

 

民間の「不妊治療クリニック」などは規制対象外だったようで、これから規制の網を広げる方向で検討するとあった。。。(日経2019年4月23日)

 

↑ ということは、日本でも「不妊治療」という名のもとにゲノム編集した遺伝子によって「双子」の赤ちゃんが生まれているということなんだろうね。

 

今後もゲノム編集に関する研究は続けられていくけど、グレーゾーンになっていきそうな世界だよね。

    

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「おなかがグー」の管理人シンメイです。日々の出来事や体験などを投稿していきますので、よろしくです。 ブログタイトルの「おなかがグー」は、パソコン等で情報を集める空腹時にも似た日々の作業と潰瘍性大腸炎である私のお腹の具合をイメージして名付けました。