覚えている人も多いと思うけど、
昨年の10月にトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館でサウジアラビア人ジャーナリストのカショギ氏が殺害されたよね。
彼はサウジ王室の顧問をした後、ジャーナリストとしてサウジアラビアの皇太子の改革批判をしていた。王家の内部事情も知ったうえでの批判だから痛いところを突いていて脅威になっていたと言われている。
加えて、
サウジと敵対しているカタールのドーハに、自分のテレビ局を作ろうと動いていたというから、サウジ皇太子も目障りと感じていたのは容易に想像がつく。
「サルマン皇太子が暗殺指示を出した?!」
と国内外で報道される中、皇太子の関与を否定するものの一刻も早く事の終息を図りたいサウジアラビアは、カショギ氏の子供4人に高級住宅や多額の金銭の提供があったと米紙ワシントン・ポストが報じた。
記事によると
住宅は400万ドル(約4億4500万円)の価値があり、その他に毎月1万ドル(約110万円)以上を受け取っていて、4人それぞれが総額数千万ドルを受け取る可能性があるとのこと。
示談交渉の一環でもあるようだけど、こういった報道された殺害の類が金銭で解決されてしまうと、今後も同じことが起きることを想定してジャーナリストが委縮してしまいそうやね。。。
まぁ、言論統制が行われているのはサウジアラビアだけじゃないけど、米国はじめ日本、欧州にとっても、サウジアラビアは大事なお得意さまだから、これ以上追及しない、ニュースに触れない可能性も高いだろうね。