特別背任の罪で起訴されているカルロス・ゴーン氏の弁護人に、弘中淳一郎氏が就任したことがわかった。
弘中氏の弁護で記憶に新しいのは、郵便不正事件で村木厚子・元厚生労働省局長の弁護人を務めて、無罪判決を勝ち取っている。
オイラは今回のゴーン氏の会社法違反の罪は、どちらとも言えるけど、どちらかと言えば、問題ないのでは・・・という考え。
日本国内だけの活動であれば、問題があったかもしれないけど、海外で各国の要人を招いてのパーティや結婚式に何十億円使ったところで、それは日産の広告費から見れば、大した金額ではない。
下手な広告費用を捻出しているよりも、各国の資産家や要人に「日産」をアピールできることに加えて、テレビや雑誌で取り上げられれば、それだけで広告効果は絶大だ。
芸能人の結婚式費用をTV局側が持つことだってあるよね。
あれは視聴率を考えたり、スポンサーが付くことを考えれば、ペイできてしまうわけで、戦略上NGではない。
今回のニュースは、
ルノーが「日産」の経営統合を要求してきていて、
日産幹部としては、絶対に受け入れることのできない要求だったから、
「ゴーン氏」逮捕に動いてきたと推測できなくもない。
ファンドの力を借りながら阻止するとか、もっと他に方法はなかったのかねぇ。。。
いまゴーン氏に関連した膨大な資料を調べているから、時間がかかっているという見方もあるけど、オイラは
「決定打がない」
というのが現実なのでは。。。と思っている。もちろん表に出てきていない情報もたくさんあるから、当たっちゃいないだろうけどさ。
昨年の11月27日の記事(「日産問題、除夜の鐘を鳴らすのはゴーン」)でも書いたけど、当初からグレーな話やと思っていたから、もしかしたら日産側の資料からルノーの経営統合を無くさせるためのシナリオが出てきて、「チャンチャン」かもなんて思ってる。
とりあえず日産は臨時取締役会で会社に戻れないように準備はしたし、そうなると日産が負けた場合、ゴーン氏に今後何十年かかけて莫大な費用を払い続けるという司法取引もあるかもしれんね。
どっちにでも転がる可能性のある案件だから、弁護士の力は大きいと思う。
無罪判決請負人の弘中淳一郎氏が就任したことは、ゴーン氏にとっても大きな一歩になったよね。
大どんでん返しもあるデカい話になるんじゃないかなぁ。。。
さてさてどうなるのか。。。