「マンション75%が修繕不安」って、修繕費用も調べてくれよォ~

数日前の日経一面に「マンション75% 修繕不安」という見出しが出ていた。

積立金が国の目安に届いていないようなことが書いてあるけど、それよりも10年ごとの修繕の際に予算(積立金)いっぱいに見積りを出してくる管理会社、建設会社を調査してほしいよね。

新聞記事には10~15年と書いてあったけど、管理会社は、10年ごとに提案をしてくるとことがほとんどでしょ?管理組合が、まだ必要ないという意思表示をして伸びているのがほとんどではないかね?

大きなお金が動くところだから、まぁカンタンには変わらないだろうけど・・・いや、不変なのかな。(苦笑)

 

新築であれば、10年で修繕するという慣習も見直しが必要じゃない?

30年、40年前と技術が変わっていないならまだしも、材質もよくなっているだろうからね。なんでこんなことを書くかというと、引越する前のマンションと引越後に住んでいるマンションで大規模修繕に関わったんだけど、そりゃヒドイ。

 

どちらも300世帯クラスのマンション。

最初の時は、適正な価格、内容にしてもらうために大手建設系のコンサルに入ってもらったけど、全然ダメ。見積り依頼先も中堅には出さないと言っていて、その他にも不自然な回答が目立ったね。大手のみに依頼するというのは、何かあったらコンサル会社に問題追求されるから・・・という見方もできるから、わからないわけでもないけどね。

でもどれだけ金額が異なるのか、住民からすれば、価格の違いを知りたいよね。適正価格というものがあるようでないから。




この時(一つ目)の大規模修繕では、管理組合メンバーの一人が理事長に立候補したんだよね。普通嫌がるんだけど、実際に誰もやりたくないからそのまま決まった。

 

最終的には、大手の会社5社(当時の管理会社も含む)に見積り依頼をかけたんだけど、4社が予算ギリギリの見積り価格でどこも同じような金額。

 

おいおい・・・と思ったけど、コンサル会社は何も言わないよ。

そりゃ同業で、事情はわかっているだろうからね。

 

そして最後に提出してきた管理会社が、予算の9掛けくらいで見積りを出してきて、本決まり。この業界によくある ”談合” のにおいがしたけど、大規模修繕は始まった。

 

300世帯くらいいると、建設系の会社に勤める人が何人もいたりするもので、ちょうど大規模修繕の理事当番になることもあるらしいから、気を付けてみるといいよ。(ちなみに自分は関係ない業種)

 

2件目のマンション大規模修繕も同じような結果。あきれて嫌になったね。

同じようにコンサル会社を入れたけど、予算いっぱいの見積り価格で、本決まり。

見積りって、数社に見積り依頼をするときは、何をしたいのかを伝えて、現場を確認してもらうよね?その仕事の内容に応じて、見積り金額が決まってくると思うのだけど、この業界は違うらしい。

 

まず予算ありき。

予算がいくらあるのかを伝えないといけないようなことも普通に言われて、あきれたね。もちろん質問したけど、のらりくらり。

 

国交省に

「予算を言わなければいけないのか?」

確認をしたけど、そのような決まりはないとの回答。国も調査をしてほしいところだけど、期待はできないよね。大きなお金の動くところは ”闇” だから。

 

二つ目の大規模修繕では、現在の管理会社(新築時から変わらない)に不満を持つ理事の何名かに話を聞かされたけど、ほんとあの手この手で、いろいろ仕込んでくるみたいだね。

たとえば、管理組合の理事になるために関連会社スタッフをマンション内に引越をさせたり、エレベーターの修理費用を1基につき仕入れ価格の3倍以上の見積りを出してきて、話がストップしたりと大変だったらしい。

まぁ、エレベーターなんて、普通の人は価格がわからないから、例えば1基3000万と言われても納得しちゃうよね。。。最新のものでも、1000万しないらしいよ。

と言うことは、手数料で2000万も乗せてるわけだから、ほんと適正価格というものを知りたくなるね。

 

でもこの業界は、簡単には変われない、変わらないから、今後は、大規模修繕に携わった人が、見積りのコピーを取って、社名等を黒くつぶしてネット公開していくなどの地道な作業が必要かなぁと思う。

あとは正義感の強い建設会社の人が、匿名で公開してくれちゃうとか。。。無理かな。

自分もコピーを取っておけば良かったと、今になって後悔・・・。m(__)m

 

もうしばらく大規模修繕には関わりたくないかぁ。。。

    

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「おなかがグー」の管理人シンメイです。日々の出来事や体験などを投稿していきますので、よろしくです。 ブログタイトルの「おなかがグー」は、パソコン等で情報を集める空腹時にも似た日々の作業と潰瘍性大腸炎である私のお腹の具合をイメージして名付けました。